【62】EQを高めるアプローチ法(2)~非合理的ビリーフ~
感情コントロールや、自分の中の非合理的ビリーフ(イラショナル・ビリーフ)の
書き換えは、私も最近、切に感じている課題です。
▼今回の記事
コーチングでEQを高めるアプローチ法(2)
<覚書>
「ABC理論」や「非合理的ビリーフ」の続き。
この「非合理的ビリーフ」、やっかいなことに、自分では自覚できていないことが多い。
仮にある人に、その人が持っていそうなビリーフについて、
考えを訊くような質問をしたとする。
するとその人は、自分の「頭」「知識」で、そんな考えはおかしいと応えるだろう。
ビリーフは、その人が頭(顕在意識)で考えていることとは異なる。
頭では否定しつつ、無意識に信じ込んでいる、そんなものなのだ。
その人のビリーフを知るには、その人をよく観察するのが一番である。
(自分なら、自分がよくおちいる行動パターンを、客観的に観察する。)
その人が実際に人から嫌われるような経験をした時に、すごく落ち込んだり、
とても不安になったりするようなら、その人は「人に好かれねばならない」
というビリーフを持っている可能性が高い。
前回の記事で紹介されていた、怒りがコントロールできないTさんは、
・「部下は上司の期待に応えるべきだ」
・「部下は上司に従順であるべきだ」
・・・という、2つのビリーフを持っていた。そしてこれは、部下だけでなく、
妻やわが子にも持っていた。
そこでTさんの場合は、
1、まず感情の表現方法のスキルを覚えて、部下やご家族に怒りを
ぶつけずに、自分の思いを伝えるようにしていった。
→詳しくは【63】の記事
2、それと同時に、前回の記事【61】で紹介した、「論理療法」によって、
非合理的なビリーフを緩和していった。
→書き換えの詳しい方法は、下記の野口さんの著書を参照。
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野口 嘉則
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感情マネジメント、感情コントロールは、この2つの方法を地道に取り組んで
いけば、きっと出来るものである。
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