【78】ドライバー解除法まとめ
ドライバーについての最終回、しっかり読んだ後、もう一度全体を読み返しました。
後半、読み返してのまとめや自問自答があるので、ちょっと今回の回答は長文です。
適当に読み流してください~。(^^;)
「あなたを駆り立てるものは何?それはドライバー!」~その7~
▼今回の記事
あなたをしばってきた鎖をはずして、あなたらしさを生きるには?
<覚書>
前回【77】の記事で、ドライバーを解除する方法として、
許可証(アロワー)を発行する、という話が出た。
許可証を発行することで、どんな風にドライバーが解除されていくのか・・・。
今回は、そのイメージが持てるような話。
さらに、許可証(アロワー)を発行する以外の、効果的な方法にも触れている。
【77】でも出た、許可証の発行について、まずはおさらい。
【ドライバー解除法】
1、まずは、自分の中のドライバー(あるいは禁止令)を自覚する。
自分の行動を観察して、自分にある”禁止令”を特定する。
2、特定した禁止令に対して、許可証(アロワー)を考え、発行する。
3、その許可証の言葉を、日々自分に言い聞かせる。
(アファーメーションは、とにかく繰り返しが大切。
繰り返し繰り返し、許可証を自分に言い聞かせる。)
4、実際に、許可された行動を実践し、それに慣れていく。
行動こそが、最もパワフルに自分を変える。
・・・最初は、心の中のドライバーが抵抗するかもしれない。
でも、繰り返し自分に「許可証」を与えていると、
ある日ある場面で、「やってみようかな。」という気持ちが起こってくる時がある。
そこで、思い切って行動してみる。
例えば、「他人を喜ばせろ」というドライバーを持っている人が、
これまでは自分の要求を後回しにして生きてきたけれど、
ある日思い切って、自分の要求を相手に伝えたとする。
するとその結果、我慢をせずにすみ、
その人は、自分の望んでいた結果が手に入ったりする。
このことは、喜び(達成感)に繋がる。
「言ってよかった!私にもできた!」
その喜びや自信が、次のやる気に向かわせることになる。
そして行動できると、また、喜びが得られることになる。
その達成感が、さらに次の意欲につながる・・・。
交流分析では、
- 許可を与えるものをアロワー(allower)、
- その結果「行け行け」と行動に向かわせるものをゴーアー(goer)、
- そしてその結果、喜ぶものをワウワー(wower)
と呼ぶ。
許可(アロワー)を与えていると、新たな行動に向けてゴーワーが掛かり、
その結果、ワウワーの喜びを得られる。
そしてその喜びから、アロワー(許可)がさらに強化される・・・。
アロワー→ゴーワー→ワウワー→アロワー→・・・・この循環が、人生を変えるのだ。
だから
◆この循環が始まるまでは、自分に、繰り返し繰り返し、
許可証(アロワー)を与え続けてほしい。
アファーメーションとして、朝に晩に、自分に向かって発していこう。
ミラーワークといって、これを鏡の中の自分にやる方法もある。
私たちの潜在意識は、言葉の繰り返しによって説得される。
潜在意識にあるドライバーは、許可(アロワー)の繰り返しによって、
解除されていく・・・。
また、アロワーの言葉に説得力を持たせるために、以下のような方法もオススメ。
◆アロワーの裏づけとなる”理由”を、思いつく限り、書き出すというもの。
たとえば、「強くあれ」のドライバーを持っている人には、「感情を表に出してもいいよ」
というアロワーが有効だ。
そこで、「感情を表に出せるようになると、どんないいことがあるか?」を考えて、
思いつく答を、どんどんノートに書き出していく。
また、このノートには、その後も思いつくたびに答えを書き足していくようにする。
最終的に、30~50個くらい答が挙がると理想的。
これをグループでやると、さらに効果的である。
2人以上が集まって、「感情を表に出せるようになると、どんないいことがあるか?」
について、ブレイン・ストーミング形式で答を出し合っていくのだ。
これなら、すぐに50~100の答えが集まる。
ちなみに、出る答えは、現実的なものでなくてもOK。
・・・最後に。
◆「ドライバーは、必ず解除すべきもの。」ではない。
ドライバーがあることで、人生が上手く行っている例も、あると思う。
ただ、ドライバーがあることで、ストレスの素や行きづらさに繋がっているのなら、
それを解除することで、自由を得られることになる。
自分が幸せになるために、最上の生き方を目指すために、明らかに障害となっている
ドライバーがあるのなら、その時はじめて、ドライバーの解除を考えていこう。
自由をつかみに行こう。
<感想&実践に向けて>
ドライバーとは、子ども時代に親から受けた
「そのままのあなたではダメよ。もっと○○○になりなさい。」
というメッセージが残って、今も自分を駆り立てているもののこと。
そして、今の私や私の家族が幸せになるために、
明らかに障害になっているドライバーがある。
- 「きちんとやるべきだ。」(完全であれ!)
- 「人を不機嫌にすべきでない。」(人を喜ばせろ!)
- 「さくさくとやれ!あれもこれもやれ!」(急げ!効率優先!)
この3つだろうか。
一方、私が望む「最上の生き方」「最上の幸せ」は、自分の時間も、家庭の時間も、仕事の時間も、
じっくり味わって、楽しめるような生き方。
自分ができる範囲で、バランスよくこなしている生き方。
でも、一番大切なのは「家族」だ。
だから、私もダンナも子供たちも、ハッピーに笑顔で生きている姿が、一番幸せ。
愛情や温かさが家庭にあふれている。
そんな毎日、そんな時間を過ごせることが、一番幸せ。
けれど、現実の日常生活の中で、家庭という枠組みの中だけで、
幸せな時間のみをぬくぬくと生き抜くことは難しい。
だけど、できることなら、そういう温かい時間を、多く過ごしたい。
または、時間は限られていても、そういう時間を過ごせる時には、
きちんとその「今ここ」を味わえる私でありたい。
だから、そういう貴重な時間を、人生の中でより多く味わえるように、
必要な努力や工夫をしていきたい。そんな人生を送りたい。
やるべきことはやって、やる必要のないことはやらない。
貴重な時間を、「今ここ」を、ちゃんと味わえる私。
シンプルだけど、しっかり目標を見定めて、進んでいる。
ぶれないで、やれることを黙々と続けたり、時には休んだり・・・。
そんな貴重な”時間”や、”味わえる私”は、工夫しないと、
創り出すことができないかも知れない。
幸せに生きるには、やっぱり、工夫や努力が必要かもしれない。
じゃあ、幸せな生き方、幸せな家族のあり方を目指すために、
今、私に始められる、努力や工夫って何?
もう一度確認。
- 仕事や用事を引き受ける時のガイドラインをしっかり決めること。
- 手放せるものは手放すこと。(手放すためのガイドラインが必要だ!)
- 効率優先とは全く無縁の、「今ここ」を味わう趣味や時間を持つこと。
- 自分にあるドライバー3つを自覚すること。
・「きちんとやるべきだ。」(完全であれ!)
・「人を不機嫌にすべきでない。」(人を喜ばせろ!)
・「さくさくとやれ!あれもこれもやれ!」(急げ!効率優先!)
(特に力を入れるべきは・・・?も考えよう。) - 上のドライバーに効果的な、許可証の言葉を考えること。
- 許可証(アロワー)を、アファーメーションとして、自分自身に何回も何回も与え続けること。
習慣化すること。 - インナーチャイルドを自覚すること。うずいてくるインナーチャイルドを、
まずは自分が認めること。癒してあげること。 - インナーチャイルドを癒せるようなアファーメーションも、投げかけるといいかも知れない。
- 許可証(アロワー)の裏づけとなる「理由」を、30~50、書き出してみる。
機会があったら、仲間と共有するといいかも。
大事なのは、シンプルなことを継続していくこと・・・。
野口さんの「幸せ成功力を日増しに高めるEQノート」にもあったように、
ドライバーはいくつかあるかも知れないけど、
これ!というアタックポイント1つに絞った方が、ずっと効果がありそうだな。
じゃあ、まずやることは、
取り掛かるべきドライバーの特定と、上の内容に優先順位をつけることだ。
・・・よし、ここまでは整理したぞ。
がんばろう!!
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