求めすぎ、広げすぎ、比べすぎていないか

じぶん理解

1月、まさに私はこの状態にハマっていました。
ですが、何とかその状態を脱したと思うので。

自分の体験をもとに、
★その状態を脱するヒント
★最近の超オススメ本
まとめてみました。

求めすぎ、広げすぎ、比べすぎていないか

【本記事の目次】
◆求めすぎ、広げすぎ、比べすぎは、人を苦しくする
◆自分を幸せに、安定化させたいなら〇〇〇〇を意識
◆意識するための3つの問い
◆落ちこみやすい、振り回されやすい人に、超オススメの最新本

求めすぎ、広げすぎ、比べすぎは、人を苦しくする

私自身もそうなりがち、なんですが、
悩む人、落ちこみやすい人、
他人に振り回されやすい人は、

「求めすぎ、広げすぎ、比べすぎ」

の傾向があります。
特に、カウンセリングのお客様にお話を伺うと、それを強く感じることが多いです。

理想が高い、基準が高い、完璧主義、周囲と比べすぎる、外に正解や情報を求めすぎる…という方が、本当に多いのです。

人は、理想と現実にギャップがあるほど、不満や不安を感じます。
逆に「私はこれでOK。現状もOK」と現実が受け入れられれば、それほど苦しくはありません。

自分を幸せに、安定化させたいなら、〇〇〇〇を意識

自分を幸せにしたい、安定化させたいなら、

「あるもの」に感謝。
「あるもの」で勝負。

この意識を強く持つことが大切です。

ですが、特に1月の私は、年始ということもあって、以下のような思考にハマっておりました。

「これからの私はどうすべきか?」
→「(本など、外の情報に触れて)
こうすべきなんだ」
→「私は、これが出来ていない。
これが不足している」
→「努力して、手に入れなくては」

これはイコール、

自分には「ない」。
外には 「ある」。
という見方ですね。

これでは、不満や不安に陥ってしまいます

以下、私がそこから立て直すために、反省したこと、実践したことです。
大事だと思ったことを、3つの問いにまとめました。

 

意識するための3つの問い

 

【1】本とかセミナーとか、自分の扱える範囲、活かせる範囲を超えて、手を出していませんか?

こちらの記事↓でも少し触れましたが、


コロナ禍で、いろいろなセミナーがオンラインになったり、あるいは、いろいろな情報が、オンラインで気軽に手に入れられるようになりました。

元々勉強好きで、不安になると外に情報を取りに行きがちな私は、ついつい、いろいろな研修や書籍に、手を出してしまうのです。

きちんと読めていない本、読んだり参加したりはしたものの、しっかり消化できていない、活かせていない内容が、一体どれほどあることでしょう。

むしろ、理想的知識や情報を仕入れ過ぎたせいで、余計にやるべきことが増え、自分の不足を思い知らされ、自信を失いそうになったのです。

これでは ダメですよね!

そこで、

「これ以上、外に新しい情報や
正解を求めに行くのはやめよう」

「すでに持っている知識と、今できること。
まずは、それを丁寧に振り返って、実践しよう」

改めて、そこに立ち戻ることを決意しました。
情報に振り回されていた状態から、だいぶスッキリ、地に足を付ける状態に、戻ることができました。

【2】あるものを「当たり前」と軽んじず、「ありがたい」と思い直せる 時間や 工夫を、日常に 取っていますか?

人間は、良くも悪くも
「慣れ」てしまう生き物です。

本来は有り難いこと、感謝すべきことも、慣れてしまうと日常と化し、当たり前となってしまいます。

でも、幸せや喜びを感じるためには、同じことを「当たり前」でなく「有り難い」と感じたいですよね。

そこで、私がそれを意識するために、最近実践しているエクササイズを紹介します!
私は朝、ゴミ出しで外に出る5分間に、意識してやるようにしています。

▼何でもかんでも有り難がるエクササイズ

思いつくまま、以下のようなことを声に出していきます。
10個くらいは言えるでしょうか。
・・・
「足が動いて、歩けるのがありがたい」
「目が見えて、ありがたい」
「息が吸えて、ありがたい」
「雨風をしのげる家があって、ありがたい」
「寒さをしのげる電気が使えて、ありがたい」
「私も家族も今日も生きてて、ありがたい」
・・・

わざとらしくても、心がこもっていなくても構いません。でも、改めて言葉にしたり、声に出したりすることで、「当たり前がありがたい」ことだと思い出す、1つのきっかけになりますよ。

そして、これをやると、
意外と気分が良くなるのです!

 

【3】「大層なこと」でなく、「身の丈に合った、シンプルな喜び」を 実践していますか?

年始の私は、2022年の目標を決めようと思って、「大層なこと」を考え過ぎたんですね。

これからの仕事の方向性とか、
お客様のためにとか、
家族のことを考えたライフプランとか。

もちろん、それらは大切なことなんですけど、
あまりに大層なことを考えて、日常やシンプルなことをおろそかにしていると、ダメですね。

様々な情報に触れ、煮詰まったこともあり、何だか段々苦しくなってしまいました。

そこで、頭を使うのはやめ、
シンプルに、自分の心や身体に尋ねました。

「今、何がしたい?」
「何を求めている?」

まずは「休みたい」でした。
そこで、睡眠や休める機会を、
できる範囲ですが増やしました。

次に出てきたのは、

「歩きたい(身体を動かしたい)。」
「身体にいい、健康なものを食べたい。」

でした。
(半年前から4キロも太りましたしね…)

冬の寒さや面倒臭さなどがあり、身体のそのニーズは、何となく気がついていたのですが、ついつい、実践を後回しにしていました。

でも、ここは思い直しました。

いい仕事や考えを出すためにも、まずは、自分の心や身体を、気持ちよくさせてあげよう! まずはそこに、時間と手間を掛けてあげよう!

そこで、寒空でもウォーキングしやすいような「服」と、ウォーキングや身体にいいものを「買いに行く時間」の確保。スケジューリング。時短で気軽に作れる「レシピの調達」。

あくまで、無理せず、ゆる~く、楽しみながらやれるよう、その工夫に取り組んだ感じです。

そんな「身の丈サイズ」の日常の心地よさ、納得を取り入れたことで、最近はまた、気持ちが安定してきました。

幸せになろう、やりがいを作ろうと、「大層なこと」に取り組むより。
「身の丈にあった、シンプルなこと・できること」に取り組むこと。そしてそれを味わうこと。

忘れたくないなと思いました。

以上、3つの問い、

【1】本とかセミナーとか、自分の扱える範囲、活かせる範囲を超えて、手を出していませんか?

【2】あるものを「当たり前」と軽んじず、「ありがたい」と思い直せる時間や 工夫を、日常に取っていますか?

【3】「大層なこと」でなく、「身の丈に合った、シンプルな喜び」を実践していますか?

ぜひ、振り返ってみてくださいね。

そして、

「あるもの」に感謝。
「あるもの」で勝負。

欲張り過ぎず、地に足のついた幸せを、ぜひ大事にしてみてください。

落ちこみやすい、振り回されやすい人に、超オススメの最新本

「求めすぎ、広げすぎ、比べすぎ」が思い当たる方に、ぜひオススメしたい本があります。

モラハラ対策カウンセラー、Joeさんの最新書籍(2022年1月20日出版!)です。

「嫌われたかも」「私がいけないんだ」「なにかと不安になる」 “落ち込みやすい自分”が劇的に変わる本 (大和出版)

本書に流れているテーマ、
「自分の人生を、自分に扱える範囲で、小さく丁寧に生きよう」という主張に、私は大きく共感しました。

Joeさんは、私が最近注目している、面白い主張のカウンセラーさんです。
この本以外でも、Joeさんの本はなかなかオススメですよ。

******

長くなってしまいました!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

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