今日は、県立高校の入学式の日らしい。
朝ウォーキングをしていたら、
桜が満開となる中、近所の守谷高校に正装して向かう家族連れを何人も見かけた。
そうか。わが家の息子が高校入学をしたのは何年前だったかな。
数えてみたら、8年前だった。
あの時の息子は、中学校で不登校になって、
県立高校も不合格で、いろいろと荒れていて、入学したのは通信制高校だった。
昼夜逆転や、社会との関わりが全くなくなってしまうことが心配で、「アルバイトは必ずしなさい」と、私が強く言っていたのが8年前の今頃だったか。
—
あれから8年。
息子は紆余曲折しながらも、バイトをし、通信制高校も卒業し、その後、自分で決めた専門学校に行って、20歳の時にゲーム会社に就職できた。
今年24歳になる息子は、ちゃんと仕事を続けられていて、4年目の今、一人暮らしに向けて準備を進めている。
息子には、当時も今も変わらない、気になる部分もなくはないけれど、
それでも、当時の私があれだけ心配していた「息子の将来」は、8年経った今、「だいじょうぶ」だったことが分かった。
—
このことを、8年前の私や、
8年前の私と同じような不安を抱えている人たちに、
教えてあげたい。
そして、8年間を体験してきた私が思う、
「将来を大丈夫にした」ポイントは、
やっぱりこれかな。
・息子を信じる
・ある程度任せる、本人に考えさせる
・頼ってきた時には話を聴く。サポートする
この3つの実践は、私も息子が高校生になってから、ようやくできるようになってきたことだ。
息子の中学時代は、今思うと、私が心配し過ぎて、「あれこれ言ったり、やらせたり」をし過ぎていたかもしれない。
—
そういえば、8年経った今、
今度は57歳の夫が大学の入学式を迎えることになった。
ずっと言っていた「医学部か薬学部に行きたい」を、本当に実現しちゃったなぁ。
夫が無職・無収入になってしまう現実が迫って来て、正直いまは、また別の不安に直面しているわけだけど、でも、これも「なるようになる」のかもしれない。
—
何年たっても、「将来が絶対安心」なんてことにはならないのだろう。
その時々の、悩みや不安要素があるのだと思う。
だけど、夫だって、子どもだって、
それ以外の人たちだって、
バカじゃない。
それなりに、ちゃんと考えてるし、考えられるのだ。
彼らはきっと、その時その時にできることを、ちゃんとしてくれるはずだから。
だから、その人たちが、ちゃんと「その力」を発揮できるように、
こちらは、信じて、見守って、
必要な時には声をかけたり、
求められたらサポートしてあげたり、
そんなスタンスでいれば、
きっと「大丈夫」なのだろう。
—
だから、8年前の私よ。
相手を信じて、
今のあなたにできることをしていれば、大丈夫だよ。
そんなに心配しすぎないで、
今、目の前にある景色を、家族の姿を、
大切に味わっておいて。
あっという間に、
8年なんて経っちゃうんだから。
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