その高ぶり、大丈夫ですか? あなたに合っていますか?
Facebookをやっていると、いろいろな記事に出あう。
その中で、一定の頻度で出あう記事がある。
それは、以下のような内容だ。
◆ポジィティブに!行動せよ!自分を信じろ!という、自己啓発系記事。
◆起業ママ、起業女性の自画自賛、自撮り写真満載の記事。
私も、そういうことをやっていた時期はある。
起業しているし、ある程度は必要な部分もあった(今も多少はある?)から。
だけど、やっぱり無理は続かない。
それに、人によって、合う・合わないがある。
少なくとも私には、あのガンガン!バリバリ!自画自賛系は合わない。
疲れちゃう。
一部の、「ガンガン!バリバリ!ポジティブ!行動!」を大きく提唱して実践している
オピニオン・リーダーたちは、きっと、そのやり方・在り方が、
その人の「性に合っている」のだろう。
そして実際、(その人が思う)成功や満足もしているのだろう。
だから、自信をもって、ああやって周囲に表明しているのだろう。
別に、そのことを否定するつもりはない。
だけど、
みんながみんな、そうじゃない。
その在り方が、絶対の真実でもない。
それは、やっぱり言いたい。
よく、そういうオピニオンリーダーの人に影響されて、
「そうですよね!私も自分を信じて頑張ります!行動します!夢を叶えます!」
となっている人がいるけれど、熱に浮かされているというか、危なっかしいというか、
「無理してない?大丈夫?」と、心配になってしまう時がある。
(大きなお世話だけど!(^^;))
そもそも、そうやって「熱くなって頑張る!」の状態は、
自律神経のポリヴェーガル理論やSE理論で考えると、
交感神経(車で言うとアクセルに当たる神経)が、過剰活性している状態で、
いわゆるハイというか、高ぶり状態なのだ。
そして、そういう高ぶり状態は、決して自然な状態ではなく、
エネルギーをすごく消耗する。
だから、心や体には、結構負担が掛かっている。
だから、普通の人には、そう長くは続けられない。
そのハイな高ぶり状態を、
自分の「個性」とか「キャパ」とか「疲労」とかを無視して、
無理にずーっと続けていたら・・・
必ずどこかで、破たん、反動、悪影響が起きてしまう。
例えば、なぜだか急にドーンと落ち込んで、やる気が起きなくなってしまったり。
(そんな自分を、こんな自分ではダメだ!なんて自責モードに突入してしまうと、
今度は本格的な鬱に発展する可能性さえある。)
あるいは、無理がたたって、大きく体調を崩したり。
あるいは、身体のどこかに、慢性的な痛みとか不具合を抱えることになったり。
あるいは、自分自身は大丈夫なつもりでも、別のどこか、
例えば周りの人たちとか家族とかに、そのシワ寄せや悪影響が生じていて、
そちらから問題が発生して、結局、後で自分に跳ね返ってくる形になったり…。
そういう事態になることが意外と多いのが、真実ではないのかなぁ・・・。
(カウンセラーとして、多くの方、多くの事例に関わってきた経験と、
自分自身の反省を踏まえて、書いています…。(^^;))
もちろん人生の中では、一時的に、踏ん張らなくちゃいけない時期、
頑張りたい時期っていうのはあるものだろう。
そこを、自分の責任でがんばることは、別にいいと思う。
だけど、
人間である以上、限界はある。
人間である以上、人それぞれの 個性や能力がある。
人間である以上、関わっている人たち、影響を与えてしまう存在がある。
…私は、そういうことも謙虚に冷静に捉えていられる、私でありたいなぁ。
やっぱり私自身の好みは、「バランス」や「ほどほど」
「地に足の着いた」生き方を、大切にする生き方だなぁ。
結論。
というか、1つの投げかけ。
人それぞれでいいのですが、
・その高ぶり、あなたに合っていますか?
・「ムリ」や「ハイ」に、陥っていませんか?
・自分の疲れ、本音、周囲は見えていますか?
気になる場合は、ちょっと立ち止まってみるのも、いいかも知れませんね。
…って、今回はちょっとエラソーな内容だったかもしれません。スミマセン。(^^;)
分かります!そのやり方には限界感じてます。挫折して→自分はダメだー、と自信なくすループにはまるばかりです。
斉藤さま
コメントありがとうございます。
そうですよね。自分に無理をさせたり、自信を失わせたりする結果になるだけでは、意味がないですよね。
お互い、自分に合う方法で頑張っていきましょう♪