「感情」や「エネルギー」は、決して無視できない。

じぶん調整

「感情」や「エネルギー」は、決して無視できない。

今日、はっきり確信した。
人が、自分の大きな課題(トラウマとか、刷り込まれたものとか)と戦う時。
「認知行動療法」だけじゃダメだ。頭だけ、頭からのアプローチだけじゃダメだ。
「内観療法」すら、それだけじゃ足りなかった。

自分の中に溜め込まれてきた、抑えつけられてきた「感情」や「エネルギー」。
それに、”気づき”、”認めて”、”解放する”という作業なしには、
決して問題克服は成し得ない。

何人ものクライアントさんを見てきて、自分自身の様々な体験も通して、
薄々はそうだろうなと感じていたんだけど・・・。
今日、それが「確信」にと変わった。

抑えつけてきた「感情」や「エネルギー」が、一定量以上に大きい時、
「内観」という、あんなに感動を覚えた「思考転換法」でさえも、それだけでは、
このハードルを乗り越えられない。
やっぱり片手落ちなんだ。

・・・私は、両親には、こんなにも感謝する所がある。
昨年12月に体験した「集中内観」で、心からそれを実感していた。

それまでに感じてきた、親への不満やネガティブな気持ちなど、
もうどうでもいいという心境
になっていた。
親との問題には、区切りがつけられた気になっていた。

それでも、子ども時代に溜めてきた「怒り」や「悲しみ」というエネルギーは、感情は、
それはそれ。これはこれ。
・・・として、しっかり私の身体や内部に、居座っているものなんだなぁ。
浸み込んでいるものなんだなぁ。

今日、自分自身のゲシュタルト・セラピーワークで、とても大きな進展があって。
私は、「ゲシュタルト・セラピー」を勉強(体験)して、2年近くが経つけど、
やっぱりこの方向は間違っていないと、確信することができた。

「ゲシュタルト・セラピー」。
「フォーカシング」。
「ソマティック・エクスペリエンス」。

これらの、”トラウマ”や ”感情”や ”エネルギー” ”身体の感覚”を
大事にする心理療法を、私は、これからも究めていく。

「感情」や「エネルギー」は、どこをどう切っても、無視することができない。
取り上げない訳にはいかない。
身をもってのこの「発見」は、ものすごい発見だった。

 

四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

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