頭が、気持ちが、ゴチャゴチャしている時。(2)

じぶん調整


頭が、気持ちが、ゴチャゴチャしている時。(2)

頭が、気持ちが、ゴチャゴチャしている時。(1)の続きです。
こちらでは、整理する」方法について、書いていきます。

【整理した方がいい状況】
〇やるべきことがたくさんある。
〇イライラすることや気になることがたくさんある。
〇たくさんの情報や知識に埋もれて、どうしていいか分からない。
〇やるべきことはたくさんあるけれど、やる意欲が湧かない。
思考や行動がストップしてしまう。
〇やるべきことはたくさんあるのに、目の前のことや関係ないことに
時間を費やしてしまう。そして後から後悔する。

世の中、そしてあなたの頭の中には、優先事項がた~くさんあるのでしょうが、
とりあえず、人間が一度にやれることには限界があります

そして、シンプルにしたり、絞ったりした方が、効果が出やすいのも事実
中途半端にあちこち手を出していても、力が発揮できないどころか、
中途半端な結果に終わり、自信を失うことにも繋がりかねません。

また、やるべきことがたくさんあるのに、やる気が起きない。
別のことをしてしまう、というのは、
あなたが何でもかんでも、完璧に理想的にやろうと意気込みすぎているからです。

だから、その大変さを潜在意識が分かっているので、
ついついお尻が重くなってしまうのです。
そのプレッシャーから、逃げたくなってしまうのです。

ここは覚悟を決めて、まずは整理をしてみましょう。

【整理のしかた一提案】
1、その日、その週、ど~してもやらなくてはいけないことがあるなら、
まずそれを書き出す。
そして手帳などに、それをやる時間を記入して、時間を確保する。
そして、その決めた時間はそのことに集中して、頑張ってそのタスクを完了させる。

2、次に、「自分の頭・心を整理する時間」を、どこかに確保する。
まとまった時間が取れればそれでもいいし、まとまった時間が取れなくても、
1日の中に1時間とか、どこかでその時間を確保する。
1時間×6回で、そこに10日掛かったとしても、取り組まないよりよっぽどいい。

3、2の時間は、余計な情報や物が目に付かないように、適した環境を準備する。

・テレビ、電話、携帯、パソコン ・余計な情報はシャットアウトして、自分の
内なる声に耳を済ませられる環境を準備する。
・左のものついては、電源を切っておくとか、
目に触れない場所で取り組むとか、とにかく
余計な情報や雑念がこれ以上やってこないように、
身を守る。
・家事、育児が気にならない環境 ・家の中にいると、どうしてもいろいろな所
に目が行き、片付けその他が気になって
しまう場合がある。特に女の人は、この時間
に洗濯しておこう、とか布団干しておこう、
あれやっとかなきゃ、と余計なことに意識が
いってしまいがち。
・ましてや子供がいたりしたら、自分のことに
集中するなんて難しい!確実に子供が
寝ている時間とか、子供がいない時間を
確保して、きちんと自分に集中できる時間、
環境を確保して取り組みたい。

4、ゴチャゴチャを整理する。
※つい、パソコンなどを使いたくなるけど、ここでは手書きの方がいいみたい。

パソコンは余計な情報がやってくる(メールやインターネットなど)という事と、
自分の心を見つめるには、「紙に自由に書く」ことの方が、
心理学的にも効果が大きいらしい。

後から、紙やノートに書いたことを、パソコンや手帳に落とすのは問題なし。

※整理する形式は自由。自分の気持ちの赴くまま(形式にこだわらない方がいい位)
だけど、参考までにいくつか挙げると・・・。

●イラ種を書き出す。 ・自分が今、イライラしていること、引っかかっていること(イライラの種=「イラ種」)を、とにかく書き出す。
・そして書き出したことを、つぶせるものからつぶしていって、スッキリしてもいい(5つつぶしたら自分にご褒美をあげるなどもいいかも)。
・また、自分が挙げたイラ種を眺めてみて、その傾向や、自分の中にありそうな思考のクセを考えてみてもいいかも。
●やるべきこと、やりたいことを書き出す。 ・まずは、思いつくままに書き出す。(人や場合によっては、ふせんなどを使ってもいいかも。)
・次に、それを整理する。例)
・優先順位別。
・〆切別。
・内容別。(仕事、家族、自分のこと等)
・やるべきことか、やりたいことかの区別。
(「やりたい」ことをやるべき。それらの捉え方を見直してもいい。)
●自分が本当にやりたいこと、優先したいことを明らかにする。 ・自分の価値観やワクワクのたな卸し。
・ここでは詳しく触れないが、子供の頃から好きだったことは何か、とか、あと3日しか人生がなかったら、とか、そのような質問で問いかけると、出てきやすい。
【棚卸し、最優先事項を探るのに役立つおすすめ書籍。】

※手帳術というよりも、自分の価値観や優先事項を知るワークとして、利用しやすいと思います。


人生は手帳で変わる 3週間実践ワークブック
人生は手帳で変わる3週間実践ワークブック
フランクリン・コヴィー・ジャパンキングベアー出版 2005-03-05
売り上げランキング : 117104Amazonで詳しく見るbyG-Tools

※自分の中に、克服しなくてはいけない思考のクセ(ビリーフ)がある、実現したい目標がある、という方には、こちらの方がおすすめです。

幸せ成功力を日増しに高めるEQノート 幸せ成功力を日増しに高めるEQノート
野口 嘉則日本実業出版社 2006-01-26
売り上げランキング : 500Amazonで詳しく見るbyG-Tools

 

●今の感情を、とにかく日記のように書き出す。 ・とにかく感情を書き出すことで、スッキリする。
・文や言葉に表すことで、今の状況を客観的に見たり、違う視点から考えることができるようになる。
・その上で、自分が今取り組むべき内容や方向が、明確になってくることも多い。

5、アタックポイントを決める。

書き出したら、そこで改めて、「じゃあ、今はこれに取り組もう。」という
最優先事項を1つ決める。

もちろん、やりたいことややるべきことは1つでは収まらないだろうけど、
「今、一番やるべきことはコレ!」と分かっていた方がいい。
もしくは、「この時間はコレ、その時間はそれに集中する!」と、
はっきり決めていられた方がいい。

また、最優先事項が大きい課題である時は、

1、現在の立ち位置、状況を確認。
2、自分が目指すところを確認。
3、1と2をつなぐための、マップや計画(ベイビーステップなもの。
野口さんのこちらの記事を参照
。)を、改めて作る。

・・・が必要になるかも知れません。

以上、自分の覚書としても書きました。
さあ、私も、起業家として育児ママとして、自分のやるべきこと、
やりたいことを整理するぞ!

 

四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP
CLOSE