【87】承認は表現してこそ!表現するための3つのポイント!

じぶん理解


【87】承認は表現してこそ!表現するための3つのポイント!

最高の人間関係を築く手法。相手の行動改善を促す秘訣は?その7
▼今回の記事
周りが味方だらけになる「豊かな生き方」とは?


 <覚書>
人間は認めてもらいたい生き物。
だから、認めてあげたい。
だから、「承認」。
ここで、今までやってきた「承認」の内容について、ちょっと確認。

【81】間違いの指摘より、できたことや存在自体を「承認」してあげる。
【82】「評価」や「条件付き」でなく、対等な立場で承認する。
【83】「Iメッセージ」で承認する。
【84】「プロセス」や「相手の強み」を承認する。
【85】気づいたことを、そのまま伝えて承認する。
【86】相手の「名前」を呼んであげる。「愛している」と伝える。

でも、こう挙げていくと、承認のメッセージって、何だか難しそうだったり、
伝えるのが恥ずかしいような、抵抗が出てくるような気持ちになるかも知れない。
そういう人のために、今回の記事。

次の3つのポイントを、もう一度考えてもらいたい。
自己受容
まず一つめ。
どんなに思っていたって、「表現しなくちゃ、伝わらない!」ということ。

承認は、表現する(形に表す)ことで、初めて伝わるもの。
あえて表現しなくても・・・と思うかも知れないけど、伝えてみたら分かる。

伝えたら、相手はとても喜んでくれるはず。
たまに、相手がちゃんと受け止めてくれない場合があるかも知れない。
軽く冗談のように受け流されたり、「何を今さら」というように言われたり・・・。

でもそんな時は、
「今まで、よほど承認してあげることが足りなかったんだな。」と考えてほしい。

承認不足のため、相手の心の準備ができていないだけなのだ。
何度か伝えていくうちに、相手の心の準備も整ってくる。
ついには、相手の嬉しそうな笑顔を見られるはず。
本心から認めてもらって、嫌がる人はいない。

自己受容

次の2つめ。
言葉のメッセージでなくても、(存在)承認することはできる!

以下のような体験はいずれも、「認めてもらえた!」「承認してもらえた!」
と思える内容ではないだろうか?

・自分がやったことに対して、「ありがとう」と感謝の言葉を言われたとき
・自分の話をさえぎられずに、最後まで聴いてもらえたとき
・けんかした相手から、「ごめんね」と謝られたとき
・「相談に乗ってくれない?」と、相談をもちかけられたとき
・自分が言ったことを信じてもらえたとき
・上司から大切な仕事を任されたとき
・自分の個人的な悩み事まで気にかけてもらったとき
・自分の誕生日を覚えてもらっていたとき
・出張に行った人が、家族や職場の人のためにお土産を買ってきたとき

ちょっとした事でいい。
承認してもらう前に、自分から相手に、どんどん承認してみよう。

自己受容

最後の3つめ。
自分から「承認」を与えよう。
人を認めていけば、相手も満たされる。私も満たされる。
仲間や味方が、どんどん増えていく。

人間は認めてもらいたい生き物。
周りをどんどん承認していけば、相手も満たされる。私も満たされる。
それは、大きなハッピースパイラルとなるだろう。

そして、自分の周りの人たちを、「幸せ」にも、「頼もしい味方」にも、
変えていくに違いない。
自分が与えたハッピーが、結局は自分のハッピーとなって返って来る。
勇気を出して、行動にうつしてほしい。
行動する勇気がほしい人は、野口さんおすすめの、以下の記事をどうぞ!

「自己実現の切り札!形入法とは?」
「失敗への恐れにどう対処したらいいか?」
「行動力を飛躍的に高める秘訣!知覚動考とは?」

バランス
<感想>
「恥ずかしい」とか、「メンドクサイ」などを理由に、特に身内に対して、
(家族、夫、子供たち・・・) 「承認」が表現できていない私がいる。
他人には、比較的素直に言えるのにね。
どうして、最も大切な夫や子供たちに、それが出来ていないんだろう。

【47】でも勉強したけど、親子関係も夫婦関係も、意識して、「育む」もの。
そして、「相手だけ」を変えようとしても、なかなか難しい。
まずは、「私」が変わることだ。

私の最上の目標は、
「私もダンナも子供たちも、笑顔と愛情にあふれて生活すること」だ。
私もダンナも子供たちもハッピーになるために、まずは私にできること。

・子供たちを承認する(=肯定的ストロークを与える)こと。
・ダンナさまを承認する(=肯定的ストロークを与える)こと。
そして、何よりも 「私自身」を承認すること・・・。

――結局は、ここに返る。
無条件に、存在自体を、結果が出なくてもプロセスを、
出来ないところよりも出来るところ(強み)を、ただただ、「愛している」と・・・

・・・ハードルが大きいなぁ。
最近つくづく感じる。

頭で分かっていることと、実際にできることには、本当に大きな隔たりがある。
「きちんとやらなくてはいけない。」
「相手の期待に沿わなくてはいけない。」
「他人はOK。自分はOKじゃない。」

この囚われを打破することは、どうにもこうにも、必須科目みたい。
・・・打破するために、私にできること・・・。

 

四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

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