意見が違うだけ。全否定と取らない。

じぶん調整

意見が違うだけ。全否定と取らない。

最近、他人(ひと)からの
否定や評価に苦しんでいる人
多く出会います。

そんな方たちに伝えたくなって、
今日の記事を書いています。

相手とは、意見が違うだけ。
相手の「部分否定」を、
あなたの「全否定」と捉えないでください。

こんな言い方をする人がいます。

相手に、こんな言い方をする人がいますね。

・「それ、おかしい。間違っている。」

・「あり得ない。信じられない。」

・「なんで、そう思っちゃうかな。」

・「そういうやり方、どうなの?」

・「普通はこうでしょ。」「普通はやらないから。」

・「〇〇の言うことは、黙って素直に聞けばいい。」
(〇〇=親、先生、専門家など)


相手が
「正しいと信じている」ことと、
自分が「違う」ことをした時、
「あなたは間違っている!」
みたいに、言う人がいます。

こんな言われ方をした時、
私たちは、気を付けなくてはいけません。

こんな受けとめ方をしてしまう人もいます。

一方で、こんな受けとめ方をしてしまう人もいます。

自分が言ったこと、やったことで、
何かを否定された時

否定した相手は、あくまで
その「部分」を否定しただけなのに、
それを、「自分を全否定」されたかのように、
受け取ってしまうのです。

・私はダメってことか。

・私には向いてないんだ。

・あきらめた方がいいってことか。

・やっぱり分かってもらえない。

・どうせ、私は嫌われている。

・何をやっても、私はムダだ。

・私なんて、いない方がいい。

こんな風に、
「部分否定」を「自分の全否定」みたいに
受け取ってしまう人がいます。

・・・きっと、今までにたくさん、
否定されてきたんでしょうね。

それで、すっかり自分に、
良いイメージが持てなくなっているのでしょう。

だけど、
こんな風に受け取ってしまったら、
ダメージ大きいです。
自信も セルフイメージも、
ますます下がってしまいます。

まさに悪循環です。

そんな受け取り方をしてしまったら、
本当にもったいないです。

意見がただ違うだけ。全否定と受け取らない。

まず、
「違い」は「間違い」じゃ
ありません。

何が正しいかなんて、
何が常識かなんて、
人によって、
時代によって、
文化によって、本当に違う
ものです。

ただ、
「その人」は、
それが正しいと思っている。
そうすべきだと信じている。

ただそれだけ。

だから、
「その人は、そう思うんだ~。」
そう受け取るだけで、いいんです。

それから、
部分否定を、
全否定と受け取らない。

これも、すごく大事です。
この言葉、
カウンセリングの中で、
いったい何人の方に、
何回お伝えしたか分かりません。本当に、よくお伝えしている言葉です。

否定されたと言っても、
「一部の人に」、否定されただけですから。

否定されたと言っても、
「その部分を」、否定されただけですから。

しかも 「その否定」は、
上にも書いたように、
その相手が  信じている、
その価値観や物差しで見た時の
否定ですから。

そんなの、「絶対」じゃないですから。

全否定のように言う人はいるけれど。

実際、本来は
「部分否定」「部分の違い」だけであることを、
無自覚に、「全否定的言い方」で、
間違っている!とばかりに、指摘してくる人って、
結構いますよね。

自分の見方や考え方を正しいと信じていて、
不用意に、人をジャッジしたり、
言いたいことを言ったりする人。
結構、います。

だけどですね。
そういう言い方をする人の
「全否定メッセージ」を、
まともに受け取っちゃいけません!
まともに食らって、
まともにダメージ受けちゃいけません。

そんな言い方をされたら、
そりゃあ、ある程度は
気分悪くなったり、
傷ついたりするのは当然ですけど、
だけど、まともに受け取らなくていい。

スルーしていい。

しつこいようですが、
大事なので繰り返します。

その人とは、
ただ意見が違うだけ。その人が、
その人の価値観で、
勝手に言っているだけです。

その人の「部分否定」を、
あなたの価値の「全否定」と
捉えないでください。

 

四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

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