【72】あなたを駆り立てるものは何?それはドライバー!

じぶん理解

【72】あなたを駆り立てるものは何?それはドライバー!

今回から新しいシリーズ、
「あなたを駆り立てるものは何?それはドライバー!」~連続7回~ です。
なかなか興味ある内容ですよ。


「あなたを駆り立てるものは何?それはドライバー!」~その1~
▼今回の記事
あなたを駆り立てるものは何?それはドライバー!


<覚書>
私たちは、子ども時代に親から「立派になりなさい」「優しい人になりなさい」
「賢くなりなさい」などという教訓と期待を一身に受けます。

こうした親からのメッセージが、「そのままのあなたではダメよ。もっと○○○で
ありなさい。」という形で残り、私達を後々も駆り立てることがあります。
交流分析では、この「自分を駆り立てるもの」のことを、「ドライバー」と言います。

今回の記事では、代表的な5つのドライバーの中から、2つを紹介。

1.「強くあれ」 Be strong !
子どものころ、「弱音を吐くなんてみっともない」「こんなことで泣くんじゃありません」
「人に弱みを見せたらダメだ」などのメッセージを受け取った結果、
自分の感情を表に出さないように抑えて、強く見せようと駆り立てられるようになる。

この「強くあれ」のドライバーを顕著に持っている人は、映画やテレビドラマを見ても、
感動したそぶりを見せたり、涙を流したりすることがめったにない。
感動すること自体がほとんどないという人もいる。

また、他人が、簡単に泣いたり感激しているのを見ると、軽薄に見えてしまう。
アサーティブに気持ち(感情)を表現するのが苦手なので、正しさばかり
主張する傾向があり、アグレッシブ(攻撃的)な言い方をする人が多い。

2.「一生懸命やれ」 Try hard !
子どものころ、「嫌なことでも頑張って一生懸命努力しなさい」
「『アリとキリギリス』のキリギリスのようになってはダメだ」
「油断してはいけません、ホッとしてはいけません」というメッセージを受け取った結果、
「満足してはいけない」「楽しんではいけない」「もっと頑張らねば」と
駆り立てられている人がいる。

それが、この「一生懸命やれ」のドライバーを持っていると思われる人。

何ごとも力が入って、きままに楽しむことができない傾向にある。
目標を達成しても、充分に収穫を楽しむ間もなく、
「もっと頑張らなきゃ」「まだまだ!」と自分を駆り立ててしまう。

今の仕事が楽しくなくて、好きな仕事を見つけて転職しようとすると、
「逃げてはいけない」「もっと頑張ってからだ」と心理的ブレーキがかかる。
経済的に成功しても、人生を楽しむゆとりをもてない傾向にあったりする。

他のドライバーについては、次回以降で紹介。

バランス

<感想&気付き>
自分の中に、「駆り立てられているもの」があることは、自覚している。
ドライバーというんだね、それ・・・。
次回以降に、その内容が出てくるかな。

ちなみに、今回からの”ドライバー”の内容も、
野口さんの著書、幸せ成功力を高めるEQノートには書いてあったので、
いい復習になりそう。

しかも、こちらのブログの方が、
本より詳しく書いてあるので、より理解を深めることができる。ありがたい。

 

四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

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