「これが正解!」を求めていませんか?

じぶん理解

今回は、私が 50年近く生きてきて、
最近ようやく悟れたような、1つの結論をシェアします。

※本記事は、メルマガ配信した内容を、記録保存のためにそのまま引用して掲載しています。

今回の目次
【1】「これが正解 これで安泰」そんなものは ない
【2】万人に合う絶対の正解は ない
【3】全てのものは 変わっていく
【4】安泰をあきらめ、試せる、変えていける自分になろう

【1】「これが正解 これで安泰」そんなものは ない

今年49歳になった私ですが、
私はこれまでずっと、

「これさえやれば大丈夫」
「これが一番の正解」

そんなものを追い求めてきました。

 

物の購入から、
進路選択、結婚相手、マイホーム建築から
カウンセラーとしての起業生活まで。

その「絶対の正解」を見つけるために、
たくさんの時間・お金・勉強・労力を費やしてきました。

 

ですが

「これが正解、これで安泰」

そんなものは、ないんですよね。

どこかでは 分かっていたものの、
やっぱりそれを 諦め切れないところが
私には あったのです。

私の他にも、その辺りを諦め切れてない人が
意外と多いように感じています。

今回のメルマガでは、その辺りを
お話させてもらいますね。

【2】万人に合う絶対の正解は ない

どうして「これが正解、これで安泰」
そんなものは「ない」と断言できるのか?

理由の1つめは、
「万人に合う、絶対の正解」というものが、
そもそも、この世には ないからです。

人によって「合う、合わない」が
あります。

誰が入っても「合っていて、素晴らしい」、
そんな学校や 会社や 仕事はありません。

私は20代の頃、自分でも正解と思っていて、
世間的にも安泰と言われることが多い、
「学校の先生(公務員)」になりました。

だけど、やってみて分かりました。
自分の性格には
「合っていなかった」です。

一部の人から見たら、
「正解、安泰」の仕事
だったのかもしれません。

でも、実際に経験してみたら、
当時の自分にはキツかったし、
合っていなかった。

現在、教員を辞めて16年以上になりますが、
今の自分でも、やっぱり合わないだろうな、
厳しいだろうなと感じています。

他にも、結婚相手、高級家電、オススメの本、健康法、心理療法など…。

世間がどんなに「いいよ!」と勧めようが、
実際に自分が「それ」を試してみないと、
やっぱり、それが自分に合うかどうかは、
分からないと思うのです。

そしてもう1つ。

「絶対の正解」に こだわっていると、
以下のような、残念な状態に陥ることもあります。

「実際に試してみないと、それが自分に
合っているかどうか、分からない」
と先に書きました。

しかし、絶対の正解がどこかにあるはずだと思って、
それを調べたり、探したり、悩んだりすることに、多大な時間や労力を費やし続ける人がいます。

そして結局、それを「実際に試す」段階に辿り着けないのです。

 

試すことができなければ、
実際に、それが自分に合うかどうかを確認することができません。

そんな風に「頭でっかち」の前段階で留まってしまっている
そんな残念なケースも、あります。
(私自身も、何度もありました)

 

【3】全てのものは 変わっていく

では、上の段階の「試してみる」を
無事に突破できたケースを
考えてみましょう。

試した結果、実際に
「自分に合っている」と思えた。

これなら、

「これが 私の正解だ!
これで 私は安泰だ!」

そう思いたくなりますね。

例えば 私の場合は、

マイホーム建築、自宅の収納のあり方、
カウンセラーとして開業したこと、
決めた屋号や ホームページ…。

などが それでした。

たくさんの下調べや準備、勉強、
お金や時間を掛けて、
1つの「型」を構築したのです。

「よし! これで安泰だ!
この形で、ずっとやっていくぞ!」
そう思ったのです。

だけど、そうは問屋が卸さないのですね。

自分に合う、納得できる「型」を
いったん構築できたとしても、
それらは「運用」していかなくてはいけません。

手入れも メンテナンスも必要になります。

そして、全てのモノ、ヒト、コトは変わっていくのです。
成長もするし、衰えもする。
予測もしなかったことが起きたり、トラブルが発生したりもあります。

またご存知の通り、
今、時代の変化はものすごく早いです。
新しいものが どんどん生まれて、
昔の常識が、今の非常識になったりします。

コロナが起きてからの現在の状況を、
5年前の私たちは、想像もできませんでした。

「1つの型を作れたからOK!
これでずっと安泰!」

そんなことは、
全てのことにおいて「ない」んだと、
心から痛感しています。

 

【4】安泰をあきらめ、試せる、変えていける自分になろう

改めて、世の中には

「これが正解、これで安泰」

そんなものはありません。

ですから、

……………………………………
①ある程度 調べたら
(調べすぎ、考え過ぎはともかく、多少調べることは大事と思います)

②実際に 試してみる

③自分に合うか確認する

④状況によって変えたり、やめたり

⑤手入れをしたり、育てたり

⑥柔軟に、合う形を探っていく
……………………………………

そんな意識が大切と思います。

「絶対の正解(ベスト)を見つける」
というよりは、

「その時点で出来る、比較的良さそう(ベター)なもの」。
それを「探っていこう」「作っていこう」とする姿勢がいいのかな
と思います。

人がつい、
「これが正解、これが安泰」を求めてしまうのは、

・失敗したくない
・無駄な事はしたくない
・絶対の正解を見つけて、あとはそれに乗っかって、身を安泰にしておきたい。

そんなズルさや 横着さでもあるのかな
と自分をふり返って、思いました。

 

便利な世の中になったけれど、
変化も激しい、この時代。
そして、価値観も多様となった現在。

「これが正解、これで安泰」
 そんなものは ない。

そう自分に言い聞かせつつ、
今 できることを、
試し試し、行っていきたいです。

 

四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

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