嘘つきは許さない【1】
子どもって、嘘つきますよね。
知恵がついてきて、(うちの子の場合は)だいたいが
「怒られたくなくて」、つくんだと思います。
(無邪気な、空想まじりの「ホラ」のような嘘をつくことも
あるけど、まぁ、これはOKです。)
で、私は怒ると怖いんですね。(笑)
子どもたちが、「怒られたくなくて」とっさに嘘をついちゃうのは、
まあしょうがないと思います。
でも、ちゃんと目を見て、「本当にそうなの?」と確認した後にも、
嘘をつき続けると・・・。
「正直に言わないで嘘をついている方が、もっと怒るよ?!」
私の脅しが入ります。(笑)
ここで正直に言えば、まあ、許すことにしています。
「○○することもいけないけど、嘘をつくことは、もっといけないんだよ。」
説教に、そう一言付け加えるようにして。
先日、こんなことがありました。
わが家では、夕方に仕事が入ったりしてお迎えが遅くなった時、
外食にしてしまうことがよくあります。
(・・・と言っても、安い「○イゼリヤ」とか、「す○家」ですよ~。(^^;))
この日も、保育所のお迎えが19時近くになってしまったので、
幸楽○という安いラーメン屋さんに行くことに決めていました。
(この日は、パパが遅くなることも分かっていたし。)
ここのお子様セットは、おまけにガチャガチャを1回やって、おもちゃを
もらうことが出来るので、子どもたちは大好きなんです。
「今日は、遅くなっちゃったからあのラーメン屋さんに行くよ。」
そう言うと、子どもたちは大喜びでいました。
車に乗って、さあ行くぞ、という時。
どちらのチャイルドシートに乗るかということで、長男(6歳)と
下の娘(4歳)が、ケンカを始めたんですね。
そして、娘が「いた~い!うわ~ん!!」と大声で泣き出した。
私は運転席で前を見て座っていたので、後部座席の様子は
見ていませんでした。でも、下の娘の泣き方は、明らかに痛い思いを
して泣いている。そんな泣き方でした。
「お兄ちゃんが、ギュッってした~!!」
自分の腕を押さえて、娘が泣いています。
私 「○男!(長男)○子(娘)に何かしたの?!」
長男「してないよ!○子が勝手に泣いてるの。」
娘 「したでしょ~!ここ、お兄ちゃんがギュってしたよ~!!」
長男「してないよ!○子がしたんだよ。」
私 「○子も、お兄ちゃんに何かしたの?」
娘 「してないよ~!私が何にもしてないのにね。
お兄ちゃんが、やったんだよ~!!」
長男「やってないよ!」
私 「・・・じゃあ、○子は、何にもされてないのに、そうやって
泣いてるって言うの?」
長男「そうだよ。」
娘 「違うよ!お兄ちゃん嘘つかないで!やったでしょう?」
長男「○子が嘘ついてるんだよ。」
娘 「お兄ちゃんでしょう?!お兄ちゃん、嘘つかないで!」
長男「○子、嘘つかないで!!」
・・・長男と娘の、お互いへの「嘘つかないで」合戦が始まりました。
私 「そんなのおかしいでしょう?どっちかが嘘ついてるんでしょう?
・・・こうやって大騒ぎしているのなら、ラーメン屋さんにはもう行けない。
お家に帰るしかないよ。・・・正直に言いなさい。どっちが嘘ついてるの?
正直に言わないと、ラーメン屋さんに行かないよ。」
娘が、泣きながら言いました。
娘 「私もね、ちょっとだけお兄ちゃんのこと叩いちゃったけど、でも、
お兄ちゃん、私のこと、ギュッってやったでしょう?正直に言って!」
私 「そうなの?○男?」
長男「ボク、やってないよ!」
私 「じゃあ、○男は何にもやってなくて、○子だけがやって、それで、
○子が勝手に泣いてるっていうこと?そして、お兄ちゃんが
やったんだって、嘘までついてるっていうこと?」
長男「そうだよ。」
娘 「お兄ちゃん、嘘つかないで~!!(泣)」
状況を見ていても、2人の言い分を聞いてみても、どう考えても、
長男が嘘をついていることは明らかでした。
私「・・・そう。
それじゃあ、しょうがないね。ラーメン屋さんには行けないね。」
私は、自宅に向かって車を走らせました。
長男が正直に言ってくれれば、すぐに進路を変えるつもりで。
でも、長男は
「○子!正直に言って!」
「ラーメン屋さんに行けなくなっちゃう!○子!正直に言って!」
それを、ずっと繰り返しています。
この、いつまでも嘘を突き通し、
しかも、娘に罪をなすりつける姿に、私はブチ切れました。
「○男!!!いい加減にしろよっ!!!
誰が嘘ついてるんだよっ?!ママは分かってるんだよ!!!
あんたが嘘ついてんだろう!!!」
・・・車の中でしたからね。
もう、誰の目を気にすることもなく、我ながら、ヤクザみたいなすごい
怒鳴り声で叫びましたよ。(失笑)
もう、本当に「ブチ切れた」って感じでした。
旦那にも見せられない姿でした。(^^;)
あまりの怒鳴り声に、長男も度肝を抜かれたようです。
長男「ごめんなさい!!」
私 「あんたがやったんでしょう?!」
長男「(泣きながら)はい!」
私 「あんたが嘘ついてたんでしょう?!」
長男「はい!!」
私は、黙って自宅に向かいました。
かなり迷ったのですが、ここでラーメン屋さんに行ってしまっては、
今回の出来事を長男はちっとも反省しない。
(そういう長男なんです・・・。)
そう判断し、ラーメン屋には行かないと、そう決断しました。
長男と娘は、後部座席で
「ラーメン屋さんに行きたい!」と泣いています。
・・・嘘つきは許さない【2】に続く。
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