【51】失敗への怖れにどう対処したらいいか?
▼今回の記事
失敗への怖れにどう対処したらいいか?成功と失敗と行動!
<覚書>
行動できない大きな原因に「失敗への恐れ」もある。
しかし、失敗への恐れや恐怖心は、自然な感情である。
これを取り除こう、取り除いたら行動しようと思う人は多いが、それは難しい。
だから、「失敗を恐れる気持ちを取り除く」ことに努力するよりも、
「失敗を恐れる気持ちを持ちながらも行動する」ことを始めた方がいい。
恐怖心とともに行動するのだ。
これも、「行動から入る形入法」である。
老人と若者のエピソード。
彼女をデートに誘いたい、でも断られたらどうしようと悩む若者に向かって、
老人はこう言う。
「断られることを避けたいなら、誘わなければよい。行動さえしなければ、
断られることもない。しかし、彼女をデートに誘うのなら、
断られるリスクを避けることはできぬのじゃ。」
「その子をデートに誘うことと、緊張しないことと、どっちが大事なんじゃ?」
「ならば、緊張しながら誘えばよい。
震える手で電話をかけ、うわずる声でデートに誘うのじゃ。」
恐れや不安といっしょに行動すれば、前進が始まるのである。
また、「失敗」の本質についてよく考えてみよう。
私たちの心の底に「失敗すべきでない」というビリーフ(信じ込み)があると、
行動が止まってしまう。しかし実際、
人生で失敗をせずに生きることは不可能だ。
失敗することを極力避けようと思えば、「目指さない人生」
「望まない人生」を生きることになってしまう。
逆に、自分を向上させようとしたり、人生の目標達成を目指すそうとするほど、
行動する機会が増え、失敗経験も増えることになる。
そしてその失敗経験から、私達はいろいろな教訓を体験的に学んでいる。
・人生で経験することは2種類しかない。成功する経験と学ぶ経験である。
(アンソニー・ロビンス)
・失敗は存在しない、フィードバックがある(=結果から情報が得られる)のみ
(リチャード・バンドラー)
恐れはあってもいい、人間だもの。(相田みつをさん風に)
その恐れとともに行動しましょう!
恐れとともに行動する勇気を持ちましょう。
<感想>
わたしは、「きちんとできるか」心配になることがある。
それはつまり、”きちんとできないこと”イコール”失敗”と考えている
部分があるのかも知れない。
今のわたしは、昔に比べて、だいぶ行動力がついてきたとは思っている
けれど、きちんとやること(理想、完璧)に縛られて、行動を先延ばしに
してしまうことは、よくある。
きちんとできないことや失敗が怖くて、
本やネット、人から、少しでも知識やアドバイスを得て武装しようとしてしまう。
ある程度は、リスクヘッジの意味でもいいかも知れない。
けれど、あまりにやり過ぎると、増えた知識の分、余計腰が重くなったり、
振り回されたり、時間ばかりが掛かる結果になってしまう。
ある人が、こう言っていた。
「完璧主義には2通りある。完璧にはじめたい人と、完璧に終えたい人。」
完璧にはじめようと思ったら、いつまでたっても、行動が始まらない。
そうこうしているうちに、チャンスすら逃してしまう。
完璧じゃなくていい。
失敗を恐れてもいい。
その恐れとともに、とりあえず行動してみよう!
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