感謝の言葉をいただいて
先週は、お客様から感謝の言葉をいただくことが多かった。
こちらこそ、本当にありがたくて、感謝の気持ちでいっぱいになる。
お一人は、2年以上お付き合いしてきたお客様。
初回よりだいぶ落ち着いてきたことはわかっていた。
それで、カウンセリングの間隔も、
ご本人が希望する時に2〜3か月に1回行う形になっていた。
そんな彼女が先日、カウンセリング回数券も終了した後、また新たにご予約くださった。
今度はどんなご相談かな、と思っていた。
すると彼女は、相談したいことがあるのではなく、「報告」したくて、来たのだと言う。
「今、こんなにラクになった。」
「人にこんな風に言われたけど、こんな感じで、全然気にならなかった。」
「自分が親とのことで悩んだり辛かったりした分、
私は、自分の子どもにはこうしてあげたいと思って、こんな風に関わっています。」
「…でも、出来ない時もあるんですけどね!(^ ^)
それもまたいいかな、と思って。」
爽やかな、カラッとした笑顔。
そこには、以前の彼女には見られなかった、強い軸や自信を感じた。
本当に眩しいくらいだった。
私は思わず言ってしまった。
「えっ…もしかして、その報告をしてくださるために、
わざわざ、お金と時間をかけて、こうして来てくださったの?!」
「はい!」
なんて有り難いことだろう。
私の方が、お礼をたくさん言いたい気持ちになった。
もう1人は、遠方から1回だけ来てくださったお客様。
遠方ということ、また相談内容が、
私の所よりも専門機関の相談窓口を頼った方が適切と思われたことから、
そちらをお薦めしたケースだった。
でも初回の80分間で、彼女がこれまで本当に頑張ってきたことを、
心から労わせてもらった。
そして、こうして、周りにサポートやヘルプを求める行動を起こしたことは、
素晴らしいことであることをお伝えした。
彼女には、これから自分の人生を歩む権利がある。
そして、それをサポートしてくれる人が、彼女の周りにすでにいる。
行政の支援や、相談機関なども、どんどん利用できる。
何より彼女には、その行動を起こせる賢さと行動力が、十分あるように感じられた。
・・・翌日、彼女より感謝のメールをいただいた。
そこには、これからの人生を自分らしく生きて行くと決めた、
決意のようなものが溢れていた。
そして、「今度はたくさんの朗報を持って伺います」と締めくくってあった。
彼女なら、きっとできる。
遠くから、心よりエールを送りたい。
カウンセリングをしていると、
たくさんの、悩んだり、苦しかったり、傷ついたりしているお客様に出会う。
その方たちの苦しみや生きづらさを一瞬で解消してあげることは、やはり出来ない。
だけど、その方の力を信じること。
とにかく向き合って、お話を伺わせてもらうこと。
その方の自己調整力、自己成長力の促進を、サポートさせてもらうこと。
そのことが、確実に何かを変化させていって、
こうして、嬉しい感謝の言葉をもらえる日も、やって来るのだなぁ。
そんな素晴らしいプロセスに伴走させてもらえる、
このお仕事は、私の方こそ、勇気や感動を頂いている。
本当に、ありがとうございます。
これからも、ますます、伴走できる力を養っていこう。
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