承認。ありのままの自分を認める。(その3)
承認。ありのままの自分を認める。(その2)の続きです。
私は、一番大切だと思う「存在承認」について、子供時代、
母親からあまり承認してもらえなかった・・・と思っている部分がある。
(だから、アダルトチルドレンなのである。(^^))
でも、これはあくまで私サイドからの見方。
本当は、いろいろな愛・存在承認を、与えてくれていたんだと思う。
だってその証拠に、私が無事に、こうやって育っているのだから。
そのことは、母たちが、ちゃんと私たちを育ててくれた証拠だと思う。
ちなみに、
今私は、母に対して、恨む気持ちは全然持っていない。
(詳しいことは過去記事のこちらへ)
母も完全ではないこと。
母も大変だったこと。
母も、自分の親(私から見たら祖父母)たちに、
恐らく、存在承認があまりもらえなかったのだろうという事実。
(母から聞いた話と、最近学んだ知識から、
やっとそんな因果関係を知ることになりました。)
そんなことが、ようやく理解できるようになったから。
――でも、
「許せない」という気持ちを手放すことと、
「自分を認めてもらいたかった。」という不満足感を手放すこととは、
イコールではないのだ。
少なくとも、子供だった私には、とてもショックだったり、傷ついたり、
戸惑ってしまった出来事があった。
それが、大きなしこりになっているのは事実。
・・・あぁ、書きづらい。
こう書いてきたら、その例をあげなくちゃ、読者の人たちには事情が分かりづらいと思う。
でもそのことが、まるで、母を非難したり自分を正当化したりしているようで、
何とも心苦しい。
ためらう気持ちと、胸のつかえで、何とも苦しくなる。
・・・改めて、私の中でこれが、大きな位置を占めていて、
また、消化し切れていないんだな、ということを実感する。
でも、うん。書いちゃおう。
簡単に言っちゃえば、
・私は、母親に褒めてもらった記憶がない。
・容姿について、自信を失うようなことを、たまに言われた。
・髪の毛を切りたくなかったのに、どんなに頼んでも許してくれなかった。
似合わないショートカットにさせられた。
・はっきり言って、妹の方が可愛いと言われた。
・頑張った学業、学校からの評価も、「いい子ブリッコ」という言葉で表現されてしまった。
・「演劇」・・・大好きだった、得意に思っていた、夢中で取り組んでいた・・・
について、将来役者になりたいと言った時、
「はっきり言うけど、あんたにその才能はないよ。」と否定されてしまった。
・・・ごめんなさい。
書いていると、やっぱり感情的になってしまう。
私、泣きながら書いているんですよ、コレ。
それ位、やっぱり、子供だった私には、ひどいことだった。
心から傷ついた。
自分の存在や能力を、真っ向から否定されたように感じてしまった。
34歳になった今でもなお、私の中に、傷ついたインナーチャイルドが住んでいて、
「ひどいよ。」「悲しいよ。」と声を上げている。
でも、涙を流すことは「浄化」になるし、
こうやって表に出し、表現することは、きっと「消化」を促すことと思う。
・・・そんな訳なのです。
しつこいようだけど、もう、母を恨んでいませんよ。
前に書いた通りです。
母にも、子供時代に負わされた傷があった。
自己肯定感が低かった。
私たちを育てている時、生活が苦しかった。
夫婦関係その他で、いろいろなストレスや悩みがあった。
・・・私の中の「大人」(インナーアダルト)は、ちゃんとそれを理解している。
自分の中のインナーアダルトを育てて、
自分の中のインナーチャイルドを、癒します。
「つらかったんだね。」「くやしかったね。」「傷ついたよね。」って。
自分で、自分を承認することができる。
自己肯定感を強めることもできる。
そして、私の子供たちに、これ以上同じことを繰り返さないように。
つい怒鳴ったり、手をあげたり、
ちゃんとしていない子供たちを、許せなかったりする時があるけど、
子供たちの「存在」(いのち、身体、能力、性別、生まれ持った個性・・・)
だけは、決して、否定しない。
それだけは、今ここで、心から誓おう。
どんなに怒っている時も、
存在だけは、否定しない。
存在は承認しつつ、「叱る」。「接する」。
最近の私が達した、大きな気付きです。
・・・以上、承認3回シリーズ、おしまい!(笑)
≪お知らせ≫
こんな私が(だからこそ!)、ママ専門のメンタルカウンセリングを行っています。
「聴く」こと、「感情」の成仏や癒しなどを大切にしているカウンセリングです。
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バランスさん、辛かったんですね。
一番味方についてほしいお母さんに言われて悲しかったんですね。
髪の毛長くしたかったんですね。ショートカットは似合わないのに、長くさせてもらえなくて、嫌だったんですね。
おかあさんから明らかに妹さんのほうがかわいいと言われてショックだったんですね。
学校で頑張った、成績もとった、よく頑張ったのにほめてもらえなくて、悲しい思いをしたんですね。
バランスさんお大好きな演劇、その道に進みたい気持ちまで否定されて悲しかったんですね。
本当にいくつもの悲しみを味わって、悲しい、泣きたい思いを抑えて大きくなられたのですね。
そして、今のバランスさんがあるのですね。(私も一緒に泣きました・・・)
ありがとう。
まさに、「承認」・・・ありのままを受けとめてくれている・・・そして、共感してくれている・・・と思い、心から嬉しくなりました。
人によっては、「同情」とか「傷の舐めあい」とか否定する人がいるかも知れないけど、どの悩んでいる人にとっても、傷を癒すには、このステップは必要だと考えています。
レイコさんの傷やお話も、どこかで、誰かに、聴いてもらえるタイミングがあるといいですね。
今回は、本当にありがとうございました。
この場をお借りして、お礼申し上げます。
ここ数日、ブログのアクセス数も多く、また、個別メールなどで、励ましのメッセージ等も頂きました。
たくさんの方が、こんな長文で重い(^^;)文章を読んで下さり、また、何らかの思いを感じてくれたんだ・・・と思うと、心から感謝の気持ちでいっぱいになります。
本当にありがとうございました。
私にとっても、貴重な「感情の成仏」の機会となりました。こちらに訪れてくれた全ての方に、心からの感謝の気持ちをお伝えしたいです。
バランスさん
読んでて、バランスさんのことぎゅーってしたくなりました。
伝えてくださってありがとうございます。
存在の承認は大切ですね。
こんにちは。はじめまして。
私も母や父から似たようなことを言われたりされたりしました。バランスさんの辛さ、よくわかります。それで思わずコメントしちゃいました。
私はまだ「承認」も「親を許す」こともできずもんもんとしています。辛いんだけど抜け出せない・・・という感じ。
この苦しさからどうやって抜け出すか教えてもらったような気がします。ありがとうございます
バランスさん、ありがとう☆
いつもコメントはしていませんでしたが、読ませていただいています。
とても共感をもって読ませていただきました。
私も、似たような経験・想いをもっているからです。
だからこそ、バランスさんがすごい!って思います。
尊敬します。
自分自身を見つめる、というのは、その内容が辛ければ辛いほど、難しいものです。
自分の中で問題を見出し、昇華させていく、バランスさんのその過程や真摯な想いは、私にとって“感動”です。
しかも、このブログで公表するなんて!
きっと、たくさんの人がこの記事を読んで励まされたろうと思います。(私もその一人です。笑)
これからも、がんばってくださいね。応援しています。
こんばんは
承認3シリーズ、休む間もなく拝見させて頂きました。
改めてバランスさんのお辛い気持ち、そして併せて強い気持ちを感じました。
中でもすごく印象的だったのが、
>自分で、自分を承認することができる。
>自己肯定感を強めることもできる。
というところです。
それにご自分のお子さま達には同じ思いをさせまいとするお気持ち‥思わず涙‥でした。
バランスさんの仰せる承認の定義(と書いていいのかしら?)、心にすぅーと入ってきました。
ご連絡が遅れて申し訳ございません。
この場をお借りして‥
来週のメンタルカウンセリング、心待ちにしております。
よろしくお願いします。
読んで頂き、ありがとうございます。
書きながら、りりひなさんのことも思い出しました。
様々なタイミングが、りりひなさんにも来ますように。ありがとうございました。
こちらこそはじめまして。ご訪問&コメントありがとうございます。
marimari28さんも、同じような経験をされているのですね。
>私はまだ「承認」も「親を許す」こともできずもんもんとしています。辛いんだけど抜け出せない・・・という感じ。
まずは、誰かに「聴いてもらう」ことが一番と思います。余計なアドバイスをせず、じっくりと聴いてくれる信頼できる方に・・・。
私も、必要な時は伺いますので、その時はぜひ声をかけて下さいね。
ありがとうございます。いつも読んで頂いていたのですね。
しかも、今回のように書いて下さって、とても嬉しく感じました。今までの私の「試行錯誤」すら認めてもらったような、そんな嬉しい気持ちです。
>しかも、このブログで公表するなんて!
そうですよね・・・。(^^;)
私も悩んだのですが、でも、同じような思い、経験をしている人が、思いのほか多いということも、普段のカウンセリングなどを通して知っていたので、やっぱり書いてしまいました。
>きっと、たくさんの人がこの記事を読んで励まされたろうと思います。(私もその一人です。笑)
ありがとうございます。
書いてよかったんだな、そう思うことが改めてできました。(*^_^*)
ありがとうございます。
今回の記事のことを「承認」して下さって、とても嬉しく感じています。
来週のメンタルカウンセリング、私も楽しみにしています。いろいろなお話を、じっくり聴かせて下さいね。(^^)
泣きながら書いたこの記事。とても深く伝わってきました。
同じつらさを感じてる人にも 染み入っただろうと思います。
バランスさんは本当に真面目でがんばり屋さんだもんね。この告白、とても素敵でした。
どんどん変化していかれていて すごいなぁって思ってます。
私も、一度は「母を許せた」と感じられたのに、
時によっては いらいらもするし、腹も立ちます。
「他人は変えられない」ですもんね。
そんな時、良い方法があるのだそうです。
相手のインナーチャイルドを想像して、心の中で「よしよし」ってしてあげるのだそうです。
自分のインナーチャイルドだけじゃなく、相手のインナーチャイルドまで癒せるなんて、
人の想いってすごい力ですよね。
バランスさん、どんどん輝きが増してますよ!!素敵です!
バランスさん、とっても辛かったんですね。特に子供の頃に言われたことは心の奥に残りますよね。。
わたしも専業主婦になって、毎日の育児に家事をきりもりしていた母を、働いていた頃よりもありがたく感じるようになりましたよ。実際にやってみてはじめてわかる、、本当に子育てって自分自身を育てることですね。
過去のブログまで読ませていただいて、たくさん試行錯誤しながら、今のバランスさんがいて素敵なご家族がいるのだなあと、じーんときちゃいました(涙)。
体の中から+心も癒すヨーガ療法士を目指す さとりん( v^-゜)さん
こちらこそありがとう。
セルフコーチング企画で、ずっと関わってきた さとりんさんにそう言ってもらえることは、私にとってとても嬉しいことです。
>相手のインナーチャイルドを想像して、心の中で「よしよし」ってしてあげるのだそうです。
>自分のインナーチャイルドだけじゃなく、相手のインナーチャイルドまで癒せるなんて、
>人の想いってすごい力ですよね。
そうか・・・
母のインナーチャイルドを癒す、って発想は、全然ありませんでした。すごいな。そうですよね。素敵な気付きをありがとうございます。
これからもよろしくね。
さとりんさん、ありがとう。(^^)
ちえさん、過去記事まで読んで頂いたのですね。
まさに長文で重い文章を、ありがとうございます・・・。
自分が親になって、経験してみて、初めて分かることって たくさんありますよね・・・。
人間って改めて、「頭」だけじゃ真には理解できない、体験と感動の生き物なんだなと実感します。
優しいコメントをありがとうございました。