【70】自己実現の鍵を握る「人生態度」とは?

じぶん理解

【70】自己実現の鍵を握る「人生態度」とは?


「人生で繰り返してしまうパターンの出所とは?」その7
▼今回の記事
自己実現の鍵を握る「人生態度」とは?


<覚書>

「人はなぜゲームを演じてしまうのか?」を考えるために、
人生態度」というものも、知っておこう。

【人生態度】
交流分析では、その人の「人生に対する基本的な姿勢(基本的構え)」
「人生態度」と呼ぶ。これは、その人が、自分や他人について、どう感じ、
どんな結論を下しているかということを指している。

●人生態度には、以下の4つがある。

(1)私はOK、あなたもOK
(2)私はOKでない、あなたはOK
(3)私はOK、あなたはOKでない
(4)私はOKでない、あなたもOKでない

それぞれの説明については、野口さんの記事にあるのでそちらを参照。

幸せな成功者たちの人生態度は1番である。しかし彼ら彼女らも、
最初から1番だったわけではない。

●ちなみに私は、(2)かも知れない。子供に対しては(3)のような気も・・・

では、本題。

人は、どうして(心理的)ゲームを演じてしまうのか?
主な理由は2つである。以下引用。

================================
1.相手からストロークを得るため
相手からの肯定的なストロークによって、相手からの関心を充分に
得られていればゲームを演じる必要はないのですが、それが不足し
ている場合、ゲームを仕掛けることでストロークを得ることができます。

得られるのは否定的ストロークのが多いのですが、昨日の記事でも
紹介したとおり、否定的なストロークでもいいから、相手からの関心がほしいのです。
例えば、「孤独であるよりは、喧嘩でもいいから相手と関わっていたい」
という心理が無意識に働くのです。

2.自分の人生態度(基本的構え)を証明するため
人間は、無意識で信じ込んでいるように行動し、その結果、無意識
の信じ込みが正しいことを証明しようとします。
自分がOKでないことや、相手がOKでないことを証明する目的でも、
ゲームは行なわれます。

例えば、「キック・ミー」ゲームは、「私を嫌ってくれ」「私に対して怒ってくれ」
というゲームなのですが、これは結局、自分がOKでないことを証明する
結果になります。また、4月8日の記事の「はい、でも」や「さあ、とっちめてやる」
「あなたのためなのに」などは、あなたはOKでないということを
証明する結末に至ります。
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次回の記事で、ゲームへの対策について、言及するとのこと。
ただし、野口さんは最後にこう言います。

>あなたにとって最も効果的な方法が何かは、あなた自身の中に
>答えがあるはずです。

そういう意味での、以下の質問。・・・よし、じゃあ考えてみるか。

<質問とそれに対する回答>

【質問1】相手がゲームを仕掛けてこないようにするためには、
どんなことができますか?

子供たちが、私にキック・ミーのゲームを仕掛けているような気がする。
そしてそれは、否定的ストロークでもいいから、私からストロークを得たい、
という無意識な欲求で、やっているのかも知れない。

・・・ということは、上で言っている「1」で考えれば、子供たちにとっては、
私から十分なストロークをもらっているという、満足感、充足感がないということ。
だから、より私の注意や関心を引きたくて、ゲームを仕掛けてきているという
ことになる。

「2」で考えると、子供たちの人生態度が、「自分たちはOKでない。」
というところにあるため、それを証明するために、それを引き出すような
ゲームをやっているということ・・・。

確かに、子供たちがやたらと病気になったり、おもらしを繰り返したり、
やたらと反抗的になったり、かと思えば、やたらといい子になったりする
のは、そのような不安感、不足感があったからなのか・・・。

うちの子供たちは、自分たちが納得できるほど、満たされていない。
そして、「自分はOKでない」という感覚を持ってしまっている。

(だから、やたらと赤ちゃんぶるのか?)

・・・ということは、子供たちが納得できるくらいに、ストロークしかも、
肯定的ストローク(承認)をあげることができれば、今ほどに、ワガママ
を言ったり、キック・ミーなゲームを仕掛けてきたり、しないのだな。

ああ。思い当たる部分や反省点が大アリで、罪悪感や自己嫌悪感に
陥ってしまいそう・・・。(T_T)

===結論=====================
●肯定的ストロークをたくさん与える。

・微笑みかける ・感謝の言葉を伝える  ・さえぎらずに、じっくり話を
聴いてあげる ・ほめる  ・抱きしめる  ・頭をやさしくなでる
・握手をする  ・挨拶をする ・信頼してまかせる

●否定的ストロークや条件付ストロークを、あまり与えない。
=============================
・・・ここで、やっぱり私は気がついたのですが、子供たちに肯定的ストローク、
特にスキンシップに関わることを与えることに、ちょっとした抵抗感を抱きます。
理由はよく分かりませんが、確かに、無意識的なところで
そういう抵抗感を感じてしまうのです。

【質問2】自分がゲームを仕掛けないためには、どんなことが
できますか?

私は子供たちに、「さあ、とっちめてやるぞ」ゲームに近いことをしている
かも知れない。子供たちが「出来ないこと」に目が向いていて、それを
指摘したり、叱ったりしている部分が少なくないもの。

ママイキでも、「人は、できていることよりも、できていないこと、
欠けている所に目が行きがちだ。」
という話をするけれども・・・。

だからうちの子供たちは、余計に、「自分たちはOKでない」という
感覚を持ってしまっているのかな。

わたしがゲームを仕掛けないために、できること。
否定的ストロークを極力与えないで済むようになるには・・・
自分のインナーチャイルドを癒すことを、真剣に考えた方がいいかも知れない。

こちらの復習だ→【66】インナーチャイルドを癒し、システム思考でいこう!

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これも読んで、考える。
私の「認められたい、満たされたい。」が、どこかで原因になっていること
だけは、きっと間違いない。

 

四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

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