【34】なりたい自分になるための「言葉のコントロール法」とは?

じぶん理解

【34】なりたい自分になるための「言葉のコントロール法」とは?

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▼今回の記事
なりたい自分になるための「言葉のコントロール法」とは?
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<覚書>
「ねばならない」という反応的な言葉を使っていると、主体性が失われ、
環境や状況に左右されやすい自分になってしまう。

自分が被害者のように思えてきてしまう。
逆に、「・・・したい」「・・・を選択する」という
主体的な言葉を使っていると、自分の主体性が強化される!

このことを説明するのに、野口さんが例として挙げた、
スティーヴン・R・コヴィー著の「7つの習慣」は、まさに名著!
この例も分かりやすい。

また、主体性を失わせることばには、依存的な言葉もあるとして、
「くれない」族の言葉を紹介。
「誰々が、〇〇〇してくれない。」
私が扱っているフラワーエッセンスでの、まさに”ウィロータイプ”だわ。

※言葉の使い方を変えていくために。
「減点主義や完全主義で、自分をチェックしない」。

否定的な言葉を使ってしまった
→はっ、しまった。
→ダメだな、わたし。
→あっ、またマイナス思考な言葉を使ってしまった。
・・・と、ドツボにはまってしまいがちだから。

今までも否定的な言葉を使ってきたのであれば、今日も使ったとしても、
それ自体は大して問題ない。

大切なことは、徐々に訓練を重ねていくことで、段階的に改善していくこと。
3ヵ月経ったときに、肯定的な言葉を使う比率が、今日より少しでも高まっていれば、
それで、明らかに進歩しているのだから。

※訓練を楽しむための、2つのおすすめ法。

(1)加点主義で、自分を認める。
肯定的な言葉を使えた時に、「また、肯定的な言葉を使った!」と、
自分を認めればいい。

(2)自分の否定語に気が付いた時の、楽しい修正法。
その名も、「なんちゃって」法。

自分の否定的な言葉に気づいたときは、否定語を「なんちゃって」と打ち消して、
その後で、肯定的な表現に言い換えてみる。
例)「あー、疲れた。なんちゃってー・・・。うん、今日も充実してたー!」

「ツイてないなー。・・なんちゃって。・・もしかしたら、
このことが、何かラッキーなことに展開するかも。」

※ここで注意。他人の言葉の使い方は、変に指摘したりしない。

こういった習慣を変えるには、自ら「変えたい!」と強く思うことが必要。
他人から指摘されると、そのやる気も削がれてしまう。

指摘したり、ハッパをかけたりするよりは、
「あなたがどんな言葉を使おうと、あなたは素晴らしい人だよ。」
「あなたがどんな言葉を使っても、あなたのことが大好きだよ。」
という受容的な言葉をかけてあげる方が、はるかに強力なサポートになる。

(これも言葉の力)人は、「自分がそのままで受け入れられてる」という安心感があって、
その自分をさらに変えていこう、という意欲や勇気を持てるもの。

<感想&気付き>
まとめると、
1、主体的な言葉を使う。
2、減点主義、完全主義で、自分を否定しない。
3、加点主義で、できた所に目を向ける。
4、否定語を使っちゃったら、なんちゃってと修正すればよい。
5、人は人。その人のタイミングや時期がある。

指摘や否定よりは、情報を与えるだけでとどめ、受容してあげた方がいい。
・・・ってことだね。

「言葉の使い方」ということにのみならず、
上のような視点やものの捉え方って、大事だと思った。
加点主義。ユーモアある対応、柔軟性。
私も心がけていこう。

 

四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

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