「生みの苦しみ」、あるんだよ!
今月は講師の仕事が5つもあって、本当に「生みの苦しみ」を味わった。
【生みの苦しみ/産みの苦しみ】
1子を産むときの激しい苦しみ。
2物事を新しく作り出したり、しはじめたりするときの苦労。
(大辞泉より)
もちろん、2のほう。
10月5日に、鹿嶋市保健センターでやらせてもらった、お母さん向けメンタル講座。
「ママのためのストレスに負けないHAPPY育児」。
似たような内容を、私はもう3年もやっている。
なのに、まだ苦しい。
今回の受講生たちには、どんな形の方が伝わるだろう。
これまでの講座の経験で、これは難しかったみたい。これは反応がよかった。
カウンセリングをやっていて、このことだけは伝えたいと思うこと。
そんな、「知識」や「経験」や「反省」を総動員して、
私は、毎回毎回、苦しみながら生み出している。
いつも、バカみたいに時間とエネルギーを掛けちゃって、
こんなに悩んじゃって、なんで私って、こんなに要領が悪いんだろうと思いながら。
クボタでやらせてもらっている、「従業員向けのセルフケア教育研修」だってそうだ。
少年院でやらせてもらっている、
「就労支援講座~職場や社会で通用する大人になるために~」だってそうだ。
同じ内容を、10回近くやるのだから、少年院は、昨年もたくさんやっているのだから、
準備だって緊張だって、そんなにしなくてもいいじゃないと思うのに。
なのに、自分でも感心するくらい、毎回、反省や吟味を重ねては、
内容を更新して、緊張して、本番に臨んでいる。
「コレ!」というものに、なかなか到達できない自分自身を、
才能がないのかなぁ、要領悪すぎなのかなぁ、なんて悩んでばかりだ。
・・・そんな時に、漫画「ガラスの仮面」の美内すずえさんや、
「ちはやふる」の末次由紀さんのことを知った。
私は、お2人の漫画の大ファンなんだけど、インターネットや別の本の情報から、
彼女たちも、「生みの苦しみ」を味わっているんだ・・・ということを知った。
(「ちはやふる」の末次さんのことは、学ばせてもらったこと、
書きたいことがたくさんあるので、別の記事で、また詳しく紹介しますね!)
★後日かいた記事はこちら
そうなんだ。
何十年も書いている美内さんも、こんなに素晴らしい作品を生み出している末次さんも、
やっぱり、「生みの苦しみ」を味わっているんだ。苦労しているんだ。
だから、これだけ人を惹きつける作品が作れるんだ。
だったら私なんか。
私みたいに、多分、天性の才能はない、普通の凡人。
たかだか、3年や4年の講師経験しかない、私。
苦労して、生みの苦しみを味わって、当然じゃないか。
あんな、スゴい人たちだって、苦しんで生み出してるんだよ?
そう思ったら、すごーく力が湧いて、また、頑張ろうと思えた。
10月5日の鹿嶋講座。
そして、今日10月12日の少年院講座。
苦労して、苦しんで、生み出した分。
今の私に出せる、100%の力を、出し切れたんじゃないかな。
やれるだけのことはやった、達成感や納得感がある。
受講生の何人かには、何かが、伝わったんじゃないかな。
思いと情熱は負けないから。
たとえ、生みの苦しみがあろうが、要領が悪かろうが、
私は、与えられた機会にできる、精いっぱいのことを、やり遂げよう。
生みの苦しみなんて、あって当たり前なんだ。
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