わが家の子猫

前回記事 の続きです。

【1】保健所のネコを飼いました。
【2】犬と猫のライフボートとは?

今回は、
犬猫に不妊手術(避妊手術、去勢手術)をさせる是非
について、書いてみようと思います。

まず、私の立場は、不妊手術「賛成派」です。
それは、以下のような経験をしているからです。

わが家の子猫ちゃんです♪ ネコ

実家では、私が幼稚園生の頃から、ネコを飼っていました。
最初は、オス猫1匹でした。
田舎住まいだったため、自由に外に出入りさせていましたし、
去勢手術などもしませんでした。 当時(30年前)は、
それで当たり前だったように思います。
うちの猫が、よそに行って、よそのメス猫を妊娠させていたとしても、
それはお構いなし
というか、全く関係ない、という感じだったと思います。

そして、可愛がっていたその猫は、私が小学5年生の時、死んでしまいました。
しばらくは、ショックと悲しみで 次の猫を飼うことなど考えられませんでした。
でも、私が中学1年生になった時、知人からの紹介で、また、1匹のシャム猫を
飼うことになりました。

猫をもらう時、 「メス猫だと子供を産んだりして面倒だけど、
オス猫なら大丈夫。」
と、当然のように考えたことを覚えています。
それで、オスのシャム猫が、また我が家に仲間入りしたのです。

・・・これで終わりになっていれば良かったのですが、私が中学2年生の時、
また、知り合いから 子猫をもらってしまいました。
しかも、これが「メス猫」でした。

メス猫・・・ということで、私も家族も迷ったのですが、雑種ながらも
ペルシャの血を引く 長毛のこの子猫は、あまりに可愛いかったのです!
それに、シャム猫と この長毛の可愛いネコとで子供を作ったら、さぞかし
可愛い猫ちゃんが生まれるだろうと、14歳の私は、無責任な夢まで
膨らませてしまいました。
 それで、私が両親を説得して、
飼うことになったのです。

*****

しかし、まず最初のシャム猫の方が、正直最悪だと思ってしまうほど、気性が荒く
大変なネコでした。もともと、大きな声でよく鳴くネコだったのですが、
大人になって発情してからは、手に負えない程になりました。
年中、あの発情期独特の、赤ちゃんの泣き声のような声で鳴くのです。
そして、家中のいたる所(こたつ布団、押入れ、洗濯物の山など)に、
スプレー行為というのでしょうか、オシッコをして歩いていました。

ネコのオシッコって、臭いんですよね。
くさい臭いにイライラしながら、「また、した!」 「コラーッ!」 「誰か
掃除してよ!」と、家族の中でも ギャーギャーと揉めていた
記憶があります。

おまけに、長毛のメス猫 (名前はメリーでした。)と 子供を作ってもらおうと
思っていたのに、メリーは、よっぽどイヤなようで、シャム猫が近づいただけで、
「シャーッ!」と毛を逆立て、追い飛ばす始末。
それでも、シャム猫はメリーをしつこく追いかけ回し、欲求不満からか、
あの声とスプレーを繰り返し、もう話になりませんでした。

今にして思えば、このようなオス猫の困った行為も、去勢手術をすれば、
だいぶ違かった
んですよね。 実際、その後実家では、何匹もオス猫を
飼いましたが、去勢手術をしたオス猫は、全くと言っていいほど、
迷惑行為や家出行為をしませんでした。
また、外でよそのネコと
ケンカをして帰ってくることも少なく、穏やかに過ごしていた。

と記憶しています。

*****

一方、メス猫 メリーは、避妊手術をすることもなく、外を自由に
歩かせていたため、よそのネコと子供を作ってきては、
我が家で出産
・・・ を繰り返しました。

最初の頃こそ、3匹くらいずつ生まれる子猫たちを、「カワイイ~♪」と
可愛がり、もらってくれる人を探し、貰い手がなかった子猫は、我が家で
飼う・・・を繰り返していました。

しかし、そのうち、メリーが生んだ子供(メス猫)も 子供を産むようになり、
(つまり、メリーにとっては、「孫猫」。) 知人の中から 貰い手を探すことも、
我が家で増え続ける猫を飼い続けることにも、限界が来てしまいました。

せめてメス猫だけでも、どこかで避妊手術をしなくては、キリがない。
避妊手術の提案は、当時高校生だった私も 何度かしたように思うのですが、
ただでさえ、我が家は経済的に厳しい状況(大学進学も反対されるほど)
だったので、「どこに そんなお金があるんだ!」 
(確か、避妊手術代は、
当時1匹3万円くらい。それが、我が家はメス猫が複数いるので、10万円を超える話
でした・・・)と怒られてしまって、どうしようもない、という感じでした。

今思えば、父親も辛かったし イヤだったと思うのですが、
増え続けるネコを どうすることも出来ず、何度か、生まれたばかりの
子猫を捨てに行ってしまいました。

今でも、私や妹たちで、「やめてやめて~!!」と泣いたり叫んだりして、
反対したことを覚えています。 でも、子供である私たちは、猫たちの飼育費を
出している訳でもないし、正直、エサやりなどの面倒も、ほとんど母親任せ
にしていたのですから、「口ばかり偉そうなこと言って!」と父に怒られても、
否定はできなかった
んですよね・・・。

猫が増え続け(一時期、10数匹いました。)、そのような揉め事が
絶えなかった当時のことを思い出すと、今でも、何だか胸が痛みます。

猫

そのような時期が、5~6年続いたでしょうか。

その後、そうは言っても、父も母も私たちも、そんなことを繰り返すのは
辛かったですから、1匹ずつ、少しずつでしたが、飼い猫たちに、
不妊手術を受けさせるように
なりました。 そして、私が実家を
出る頃には、「子猫が生まれてしまう」「オス猫の迷惑行為に
困ってしまう」・・・そんな悩みからは、解放されるように
 なりました。

実際、避妊手術をしたり、去勢手術をしたりしてからの方が、
猫たち自身の生活も、落ち着いていった
ような気がします。

先にも書きましたが、
オス猫だったら、外でケンカしてくること、怪我してくること、
家出、スプレー行為などがなくなります。 

メス猫だったら、妊娠、出産を繰り返さないためか、身体への
負担が減って、毛づやも良くなったり、また長生きできたように
感じています。

そんな訳で、私は、犬猫の不妊手術
(避妊手術、去勢手術)に賛成です。

犬猫も生き物である以上、そして、私たち人間にも生活がある以上、
お互いが幸せで、そして責任が持てる範囲で、飼うべきだと思うからです。

私は、 自分が実家時代、そして子供時代に体験した経験を忘れずに・・・
今回の、我が家の新しい家族にも、最後まで責任を持った形で、
接していきたいと思います。