【15】大学1年。実家から通学したけれど。

四葉ストーリー

憧れの大学生活。演劇サークル。
だけど、学業、バイト、通学時間でいっぱいいっぱい。

実家からの通学生活

1992年、私は、
地元の国立大学教育学部に入学しました。
小学校教諭と、中学&高校の国語教諭の資格がとれる所です。

大学1年の時は、実家から大学まで、電車通学で通っていました。

高校の時からやっていた
「ロッテリア」のバイトを、
大学近くの店舗に異動して継続しました。

また、「塾講師」のバイトも同時にはじめました。
教員を目指しているし、塾講師の時給は高いし、
それがベストな選択と疑っていませんでした。

大学の学費は、申請が通り、
授業料が半額免除となりました。

奨学金は、全額を親に渡し、
学費と交通費の足しにしてもらいました。

この形で、十分 大学4年間を過ごせるものと思っていました。

▼大学の入学式。
私は、当時はやっていた「ソバージュ」頭をしています。

サークルはもちろん「演劇研究会」に。

サークルは、
当時「劇研(げきけん)」と呼ばれていた
「演劇研究会」に入りました。

▼どうして「もちろん」なのか、参照記事はこちら

ちなみに私は、
この劇研に入部するのが、中学からの夢でした。

教育学部に入るよりも、
「劇研に入れる」ことの方が、
ずっと楽しみだったかもしれません。

実は私は、中学生の時から「劇研」の存在を知っていて、
その公演も、何度も観に行っていました。

茨城県の高校演劇や劇団に詳しい人なら、
関 勝一さんを ご存知かも知れません。

勝一さんは、私より6歳先輩で、
水戸芸術館で毎年公演している
「劇団OH-NENS」の座長さんです。

脚本、演出、役者の全てを、
現役の高校教師をしながら、こなされています。

また、茨城の高校演劇のトップ
(茨城高等学校演劇連盟事務局長)
も務めていた、ものすごい大御所の方なんです。

なんと、映画『幕が上がる』では、
ももいろクローバーZと共演までしています。

▼高校演劇をテーマにした、  2015年公開の青春映画。
高校演劇に関心がある方には、オススメ

そんな、才能も情熱もある勝一さんが、
ちょうど私が中学生の時、
現役大学生として、「劇研」で活躍していたんですね。

そんな勝一さんが率いる
「劇研の芝居」は、中学生の私にとって、
ものすごく斬新で、イキイキしていて、
憧れの存在でした。

だから、そんな憧れの「劇研」に入れたことは、
私にとって、ものすごい喜びだったのです。

学業、バイト、通学時間でいっぱいいっぱい。

ですが、この
学業・バイト・劇研のサークル活動を、
同時進行でこなすことは、困難を極めました。

そもそも教育学部は、
小中高の教員免許を取るために、
結構な単位を取得しなくてはいけません。
大学の授業も、1年次から結構なボリュームがあって、大変でした。

一方で、バイトの時間も、ある程度確保しなくてはいけません。
塾講師のバイトは、時給が良くていいと思っていましたが、
それはあくまで、「授業をやっている時の」時給が高いだけで、
その授業を行うためには、事前の準備が必要になります。

その準備にかかる時間を考えたら、決して割のいいバイトではありませんでした。
ロッテリアと塾講師で、結構忙しかったです。

▼ロッテリアでバイトしていた頃(大学1年)

また、一番ネックだったのが、電車やバスの最終時間でした。

大学1年の時は、実家から電車&バス通学をしていたので、
実家にちゃんと「帰宅できるように」と考えると
バイトにしても、サークルにしても、
最終バスや 終電に間に合う範囲でないと、活動できないのです。

▼茨城県といえば、の常磐線

演劇を思う存分やりたいのに。

一番困ったのは、一番やりたかった
「劇研」の活動を、
思う存分できないことでした。

バイトや帰宅時間があるために、
サークル活動を 時々休んだり、
早退したりするしかないのです。

そのため、お芝居の「主要な役」を
希望することが出来ませんでした。

時々休んだりしても支障がない、
脇役裏方を希望するしかありませんでした。
(脇役や裏方も、もちろん大切なんですけどね!)

大好きで、自信も持っている、演劇活動。
中学生の頃から憧れていた、劇研での活動。

それなのに、思う存分 活動することができない・・・。

そのフラストレーションが、
どんどん溜まっていきました。

・・・次回の記事

【16】大学2年。仕送りは一切いらないから。につづく。

▼四葉ストーリーの「大学時代」記事

【15】大学1年。実家から通学したけれど。 ←本記事
【16】大学2年。仕送りは一切いらないから。
【17】2番めの彼氏。初めての愛される喜び
【18】普通のバイトじゃ間に合わない。
【19】努力にも限界が。無理は後でツケが来る。

 

四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

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