【89】”承認”で、自他ともに「自己重要残高」を増やそう!

2007年5月30日
いよいよ、最終回となりました。(ちなみに、途中で番号がひとつズレてしまいました。(^_^;)【89】が、このセルフコーチングの最終回になります。)感慨深いですね、本当に・・・。
最高の人間関係を築く手法。相手の行動改善を促す秘訣は? その9
覚書…というよりも、私の言葉でまとめ。
【81】から学んできた、「承認」。
承認は、お金よりももっと大事なものを蓄え、そして満たしてくれる。
承認の達人になれれば、その人の人生は、劇的なほどに楽しく豊かなものになる。 野口さんが言う「幸せな成功者」へと導いてくれるのだ!
「承認」は、人間の「自己重要感」を満たすものだから。
人は、「認められたい」「大事に扱われたい」という、「自己重要感」を強烈に欲している生き物。
(「自己重要感」 ・・・ 自己信頼感、自己肯定感などとも同義。)
(敵がいなくなるという訳ではない。)
幸せな子育て」に成功する。
「幸せな人生作り」に成功する。
幸せや成功のカギは、自他の「自己重要感」を満たせること――。
野口さんは、「人は誰も、自己重要感の預金通帳を持っている。」という表現をしている。
以下、ポイントを5つに分けてまとめてみました。
自分の通帳も他人の通帳も、「自己重要残高」を増やしてあげよう!
「自己重要感」の通帳残高が減るとどうなるか・・・。
相手の話が聞けなくなったり、すぐにキレてしまったり、
精神状態が不安定になったり、してしまう。すぐにキレる子供・・・。
何を言っても批判的で、話をちっとも聴いてくれないダンナ、または上司・・・。
その人たちは、通帳残高が不足している可能性が高い。
こういう場合は、
その人に 「承認」や「肯定的ストローク」をたくさん与えて、その人の預金残高を増やしてあげることが、とても効果的である。
ただしあくまで、「相手を変えよう」としてはいけない。
「この人は満たされていないんだな。」と思い、
相手のいいところ、がんばっている過程、もしくは、相手の存在自体を、無条件に 承認してあげることである。例え、自分の中に ”下心”が 多少あったとしても、うわべだけの承認では、伝わらない。自分が本当に見て、本当に感じたことを、「心をこめて」伝えるべきである。
自他の「自己重要残高」を増やす具体的な方法。
自他の自己重要残高を増やすために、具体的な「承認」の方法や、「肯定的ストローク」の方法を、挙げてみた。
今までの野口さんの記事にあったように、例えば、
・話を最後まで聴いてあげる。
・名前で読んであげる。
・相手のちょっとした変化に気が付く。
・がんばっているプロセスを認めてあげる。 ・・・などである。
詳しい具体例を挙げていったら、長くなってしまったので、
こちらの記事にまとめました。
http://ikuji-balance.com/waku/184
「承認」を与えていても、「グレースタンプ」を与えていては、 マイナスされてしまう。
「批判」や「非難」は、自他の残高を減らしてしまうのだ。 批判や非難で、自他に否定的な感情を貯めさせることを、交流分析 心理学では、「グレースタンプを集める」という。グレースタンプがいっぱいになると、人は、先に紹介したような、 「情緒不安定」「キレやすい」「相手の話を聴けない」状態になってしまう。
そのことも注意すること。
補足:他人に、自分の自己重要残高を「増やしてもらう」ことを期待しない。
「私の残高なんてゼロよ。マイナスよ。私の方こそ、承認してもらいたいわよ。
・・・そう愚痴ったり期待したりしても、おそらく、願いは叶わないだろう。
こういう風に、相手にだけ期待するスタンスを、心理学では「依存的」という。
ふつう、相手は期待通りに行動してくれない。
そして、依存的姿勢が高じていくと、最終的に人は、「被害者的」思考に陥ってしまう。
他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる。
変えられない他人(相手)に執着するよりは、自分のために自分の行動を変えていく方が、ずっと建設的だし、幸せである。
まとめ:貯めるなら、グレースタンプでなく、自己重要感を貯めよう!
それは、幸せな成功者、幸せな育児者(育自者)になるための、黄金キップである。
(自己重要感の残高を増やす方法が、具体的に紹介されているそうです。)
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