【77】心の中の呪縛を解いて、自分を解放する!

じぶん理解

【77】心の中の呪縛を解いて、自分を解放する!


「あなたを駆り立てるものは何?それはドライバー!」~その6~
▼今回の記事
心の中の呪縛を解いて、自分を解放する!


<覚書>
今回は、ドライバー(=自分を駆り立てる心の中の声)の解除の仕方。
代表的なドライバーは5つ。そして私も持っていそうなのが、(2)~(5)。
(1)強くあれ!
(2)一生懸命やれ!
(3)完全であれ!
(4)他人を喜ばせろ!
(5)急げ!

ドライバーは、「禁止令が働いている」とも、考えることができる。
だから、禁止令を解除していければ、ドライバーを解除していける
禁止令の解除の仕方については、【66】を参照。
【66】インナーチャイルドを癒し、システム思考でいこう!

簡単に言えば、「インナーチャイルドを癒し、許可証を多く発行する」ことになる。
上に挙げた5つのドライバーについては、以下のような例が考えられる。

【ドライバー】 【禁止令】 【許可証】
(1)強くあれ 感情を表に出すな ←「感情を表に出してもいいよ」
(2)一生懸命やれ 満足するな
楽しむな
←「それをしさえすればいいよ」
←「楽しんでいいよ」
(3)完全であれ 不完全であるな
ありのままであるな
←「不完全でもいいよ」
←「ありのままでいいよ」
(4)他人を喜ばせろ 自分の要求は優先するな ←「自分を大切にしていいよ」
(5)急げ ムダな時間を過ごすな
自由であるな
←「じっくりやっていいよ」
←「自由にくつろいでいいよ」

では、ドライバーの解除の仕方について。


【ドライバー解除法】

1、まずは、自分の中の禁止令(あるいはドライバー)を自覚する。
自分を観察して、自分の中の禁止令(ドライバー)を特定する。

2、特定した禁止令に対して、許可証(アロワー)を考え、発行する。

3、その「許可証の言葉」を、日々自分に言い聞かせる。日々自分に言い聞かせる。
アファーメーションは、とにかく繰り返しが大切。
繰り返し繰り返し、許可証を自分に言い聞かせる。)

4、実際に、「許可された行動」を実践し、それに慣れていく。
行動こそが、最もパワフルに自分を変える。


以上、シンプルだけど、効果的なドライバー解除法である。

改めて、自分を変えていくには、
「シンプルなことを、どれだけ実践し続けることができるか?」が重要なのだ。

やることはシンプルでいい。
行動や継続が自分を変えていく。

 

四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP
CLOSE