10年掛かって、息子から聞けた一言。

家族・子育て

10年待ち望んだ言葉に、感無量。

今週木曜日は、私にとって
ものすごい記念日でした。

10年待ち望んだ言葉を、
息子(18歳)が、口にしたのです。

「オレ、今、充実してる。」

本当に、ものすごい感動でした。
その言葉を、ずっと聞きたかったんです。

▼息子ではありません、あくまで、イメージ画像。

ここまでの経緯は、後日書く予定!

なぜ私がこんなに感動するのか、
どういう経緯があったのか、

・・・については、
後日ブログで連載しようと思っている、
「私の人生ストーリー」で
書く予定
です。

(もったいぶって、スミマセン!)

でも、ここに来るまでの
様々な経緯が、

まさに、私が出版などで伝えたい
メッセージの「根幹」
関わる部分なんです…。

※その経緯について、
そして、何故すぐ書けないのか?について、
こちらに↓ 少し事情を書かせてもらいました

▼ご興味ある方はこちらへ

そして、現在。

息子は、今年3月に
高校を無事卒業。
4月より、
「ゲームプランナー」を目指す
専門学校に進学しました。


「ゲームプランナー」とは、ゲームを企画し、
その制作全体を進めていく、
「進行役」というか「統括役」のような、
そんな仕事をする人のことです。

コロナの影響で、学校がすぐに始まらないなど
いろいろありましたが、
息子は、小・中・高校生活では
あまり見られなかったような
とても真剣な姿勢で、
学校の課題に取り組んでいました。


ところで息子は、
親の私が言うのもなんですが、
人とはちょっと変わった、
個性的な発想や 考えをするタイプなんです。

そして、今回息子が考えた
ゲーム企画案が、とても斬新で、
よく考えられていて素晴らしい
と、
学校の先生や先輩たちに、
ベタ褒めされたらしいんですね。

また、息子がかなり苦労して作っていた、
私から見ても、結構完成度の高い
プレゼン資料。

これも、だいぶ褒められたと
言っていました。

そうやって、息子の発想力や
頑張ったプレゼンを褒められたことが、
息子自身、とても嬉しかったようで、
「聞いてくれよ~!」と、
先日、大喜びで家族に報告
してくれたのでした。

「オレ、学校や親には、
ほとんど褒めてもらった記憶がないから」

そういう風に言われたのは、
ちょっと切なかったですけど…。

(決して、褒めたことがないとは
思わないのですが、
息子にとっては、注意されたり、
怒られたりした印象の方が、
ずっと強く残っているんでしょうね。
これも、私の反省している所です。)

息子が興奮気味に、
「先輩がこう言ってくれた。
ああも言ってくれた!
オレ、あんなに褒められた経験ないから、
あそこまで絶賛されると、逆に、怖い感じ!
いや、でも頑張るよ、オレ!」

こんな感じで、とにかく嬉しそうに
報告してくれたのでした。


私も、そんな息子の様子を見るのが、
本当に嬉しくて。

周りに認めてもらえたことも、
確かに嬉しいけれど、
こうやって、頑張ったことを
認めてもらえて、
とても満足そうな、
嬉しそうな息子の様子が、
とても嬉しい。

そして、冒頭に書いたセリフです。
「オレ、今、充実してる。」

それを、息子自身が言ったのが、
本当に涙が出るほど、
嬉しかったですね…。

そこまで、真剣に
打ち込めるものが見つかったんだ。
今、充実しているって思えるんだ。

それが、本当に嬉しかったです。

明けない夜はない。

正直なところ、
息子の小・中・高校時代は、
つい、同級生の他の子たちと比べてしまったり、
世間一般のレールに乗ってくれることを、
どこかで捨てきれない、
期待してしまう自分がいました。

でも、あれから10年。
私も 途中からは、
息子の個性やペース、タイミングを
尊重しようと、少しは「見守れる」ように、
なってきました。

だけど、高3になっても、
ギリギリまで明確な進路を考えよう、
伝えようとしてくれない息子に、
正直、焦りや不安を
拭いきれなかったのも、本音
でしたけどね。

だけど本当に、
「明けない夜はない」
んですね。

それを、わが子で実感できた、
今回の出来事でした。

私の周りや、
カウンセリングにいらしている
お母さんたちにも、

お子さんの不登校や引きこもり、
ゲーム依存や スマホ依存などに、
悩んでいる親御さん
が、
たくさんいらっしゃいます。

だけど、大事なポイントだけ押さえて、
(少しの働きかけは してあげて)
基本は、本人のペースやタイミングを
「見守る」。「待ってあげる」。
それって、やっぱり大切だと思います。

私もしてしまいましたが、
焦りや不安から、
本人のペースやタイミングを
無視した対応をするのは、
状態をこじらせてしまい、
逆効果になることが多いです。

私がカウンセリングで関わってきた、
多くのお母さんたちにも、
それは共通して起きていたように思います。

わが家の息子もそうだったように、
例え、親の期待や予想より、
時間が掛かったとしても。

基本は、
本人を信じて、
本人のペースや
タイミングを尊重
してあげる。

そうすれば、
「明けない夜はない」と思うのです。

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四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

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