今朝の、テレビでの 津波警戒報道をみて、日本システムは、トラウマを負ったんだな。そして、トラウマ刺激に対応するシステムが、こういう形で構築されたんだな。と実感した。

 

東日本大震災で、日本はトラウマを負った。

日本システムは、地震や津波が起きた時、「東日本大震災を思い出して、全力で危機回避に取り組め!」とするシステムを構築した。行政も、マスコミも、総動員で。

人間(動物)が、危機的状況に陥った時の、神経システムと同じだ。人間も動物も、危機的状況に陥った時、「闘うか逃げるか」ができるよう、心も身体も神経も、全身が 準備体制に入る。

日本システムの場合は、今回のような津波発生の際、「闘う」の選択肢はなく「とにかく逃げろ!」だけど、相手は 自然な訳だから、もちろん、これは正しい。

 

だけど、マスコミが一斉に こぞって、

「キケン!逃げろ‼︎

のアラームを鳴らし続けることは、しかも、長時間に渡って、広範囲に流し続けることは、必要以上に 国民に警戒をあおってしまい、適正量を超えてしまうデメリットや悪影響もありそうだ。

「命を守る」が最優先なのは当然で、システムがそこに全力になることは 最もなんだけれど、そこの部分は、なんとも難しい。

これって、人がトラウマを受けた後に、似たような刺激に対して、そのつどトラウマ反応が…しかも過敏に過剰に…起きてしまうのと、全く同じ仕組みだ。

 

私は、神経システムという視点でトラウマを考えるSE療法を学んで、実践している。

そんなトラウマ反応、危機回避のシステムは、人間個人のレベルだけでなく、「国家」という大きな組織レベルでも起きるんだなと、今回、改めて考えさせられた。

そして、トラウマを抱える人の神経システムでは、いつもこんな風な「緊急アラーム」が鳴りやすいんだということ。そのせいで、とても生きづらい状態にあるんだということを、改めて思い返したい。