09/02/23
2月某日、日本産業カウンセラー協会から頂いたお仕事で、
少年院での講演 を行ってきました。
2月の講演が初回。
3月にあと2回、同じ内容のものを、別の寮の少年たちにお話することになっています。
さて、依頼された講演内容は、「就労支援」でした。
少年たちが院を出た後、大人社会や仕事社会で、しっかりやっていけるように、
それに役立つ話をすることが、私の役目です。
私がつけた講座のタイトルは・・・
「仕事社会、大人社会で認められるオトナになる」!
「地に足をつけて生きていってほしい」という、院の先生たちの思いをふまえ、
地道に真面目にがんばることが、社会や会社からの評価にもつながり、
「カッコイイ」のだ!ということを伝えたい。 そう考えました。
仕事社会・大人社会は、これまでに少年たちがいた、「学校社会・若者社会」とは、
求められるものが違うということ。そしてそれは難しいことではなく、
「あいさつ」「身だしなみ」「報連相」「真面目さ」「人の話をちゃんと聞ける」などであること。
そういうことがちゃんと出来る人の方が、学歴が高くて出来ない人たちよりも、ずっと貴重であり、
大きな武器を持っていると言える。私はそう信じているので、そう断言してきました。
(1)「まじめで」、(2)「話せる」こと――。
まじめさ(誠実)や、「話せる」(人とのコミュニケーションが適切にとれる)ことは、
人から愛され、助けられることにも繋がる。・・・そんなことを、今回は強調してきたつもりです。
少年たちの心に、少しでもそれが届いていればいいな。心からそう思います。
さて、少年院や そこにいる少年たちを間近に見るのは、私にとって初めての体験でした。
(普通、あまりないですよね。(^^;))
今回は、16~17歳の少年たちがメインだったのですが、みんな、姿勢をまっすぐにして、
真剣な表情で聞いてくれました。 (ビックリするくらい、お行儀が良かったです!
思わず、「もっと肩の力を抜いていいよ~。」と 何度も声をかけたくらいです。)
また 少年たちの印象は、私が中学校教員をやっていた頃の、一般男子生徒の印象・・・と、
ほとんど変わらなかったですね。 それも、どちらかと言えば、純粋でまじめで、
「この子は勉強はできないけど、なんだか憎めなくて可愛いのよね~。」
と感じる生徒のタイプに近い感じ。 「怖い」とか「いやな感じ」とか、そんな印象は
全く持ちませんでした。 目つきが悪いとか、そんなこと全然なかったですよ。
そして、最初はすごく緊張していた少年たちが、だんだん和んできて、私の質問や
投げかけに、積極的に答えてくれていたのも、嬉しかったです。
ちょっとしたジョークや仕草にも、反応したり笑ったりしてくれて、私としてもやりやすかったですね。
まるで、反応のいいクラスで授業しているような感覚でした。
後日 協会より、「今回の講座、少年たちの感想で、とても好評だったらしいよ。」
という話も聞きました。(やった!)
苦手なパワーポイントで一生懸命資料を作ったり、少年たちが興味を引くような
構成や
ネタを考えたり、頑張ったかいがあったというものです。(^^;)
3月に残っている2回の講座も、熱い思いで、頑張ってきたいと思います。
最後に・・・・・
少年院にいる子どもたちは、もちろん、何らかの罪を犯して、
更生を目的に、ここに収容されている訳です。
何が、彼らをそうさせたのか。
彼らだけが悪いのか?
そのことについて、私たち大人や親が知っておきたいこと・・・
結構あると思うのです。
興味のある方、よろしければ、下に紹介する本をご覧になってみて下さい。
親や教育者として、子どもに関わっている方には、おすすめの内容ですよ。
私も、この2冊は読んでおいて良かったと思っています。
「自己肯定感」を持てないことが、どんなに情緒的なこじれを引き起こすか。
人に影響を与えるものか。
子どもを持つ親として、カウンセラーとして、これらの本に書かれてあることは、
決して忘れてはならない、「軸」の部分だと感じています。