【71】幸せで建設的な人間関係を実現する!「ゲーム撃退法」!

じぶん理解

【71】幸せで建設的な人間関係を実現する!「ゲーム撃退法」!

私にとってかなりインパクトのあった今シリーズ、やっと最終回、やっと撃退法!
ここまで来るの、長かった~!
では、念願の撃退法を勉強します。(*^_^*)


「人生で繰り返してしまうパターンの出所とは?」 その8
▼今回の記事
幸せで建設的な人間関係を実現するための「ゲーム撃退法」!


<覚書>
●相手がゲームを仕掛けてこないようにするためには?

【70】にあったように、ゲームを起こす隠れた動機の一つは、ストロークを得ること。
肯定的ストロークが充分には得られない時(=ストローク飢餓の状態)に、
否定的ストロークを求めて始めるのがゲームである。

ということは、日ごろから相手に肯定的ストロークを充分に与えておくことが、
最も根本的なゲーム予防になる。

自分が周囲にできる、「肯定的ストローク」。アイディアをたくさん考えて、
どんどん実践しよう。
また、コーチングの「承認」は、まさに「肯定的ストローク」である。(やっぱり!)

●自分自身がゲームを始めないためには?

(1)自分を肯定的ストロークで満たすこと
ただし、他人からもらうことを期待すると、思い通りにいかないことが多い
ので、自分で自分に肯定的ストロークをたくさん与えることがおすすめである。
【66】の記事にある、「許可証(アロワー)の発行」や「インナーチャイルドワーク
なども、自分に対する肯定的ストロークになる。

(2)「ゲームの存在に気づく」こと。自覚すること。
ゲームというものを知らずにゲームを繰り返すのと比べて、「あっ、もしかして
今、自分はゲームを演じているかもしれない」と気づくことは、
自分をコントロールしやすくしてくれる。

そのためには、日ごろから自分の行動パターンを観察して、
自分がどんなゲームを持っているかに気づいておくこと
が大切である。

(3)ゲームを繰り返してしまう特定の相手がいる場合は、
ゲームについて学び合うことも有効。

●始まってしまったゲームを中断するには?

(1)「パターンの中断」を起こす。
ゲームとは、いつものパターンの繰り返しだから、
自分がいつもとは違う反応をすれば、パターンを崩すことができる。

今までおたがい感情的になって怒鳴りあってきたのなら、パターンを変えて、
「私にリクエストがあるとしたら何?」とか、
「あなたには、そう見えるのね。じゃあ、どうしたらいいと思う?」というような、
相手が冷静になれそうな質問を返してみたりするのも有効。

または、相手のいうことをまるっきり認めたり、いきなり「ごねんね」と謝ったり。
すると、相手は調子が狂って、ゲームのパターンが崩れるのだ。

(2)身体をコントロールする
立っていても座っていてもOK。
背筋をまっすぐに伸ばし、肩の力を抜いて、相手の方を向く。
つまり、姿勢を正して力を抜くのだ。

このようにまっすぐな姿勢で、歪んだゲームを演じ続けるのは、実は難しい。
これは、形入法(行動療法)の原理を使った方法。

姿勢を正して肩の力を抜いた後は、
静かに長~く息を吐いて、腹式呼吸をすることも効果的。

<質問&回答>

【質問1】 これから、まず誰に対して肯定的ストロークを与えますか?

→自分の子供。

【質問2】 その人に対して、今まで与えたことのない肯定的ストロークを
一つ試みるとしたら、どんなことをやってみますか?

野口さんが出していた「肯定的ストローク」の例は、
・微笑みかける
・感謝の言葉を伝える
・さえぎらずに、じっくり話を聴いてあげる
・ほめる
・抱きしめる
・頭をやさしくなでる
・握手をする
・挨拶をする
・信頼してまかせる

私が、なぜか抵抗感を覚えるのが、スキンシップ関係の内容。
(やってない訳ではないのだけれど・・・。)

今のところ、「抱っこ」は、求められればやっているので、
今まであまりやったことのない、「頭をやさしくなでる」を、意識して試してみようかな。

 

四葉さわこ

四葉さわこ

公認心理師。愛着トラウマが専門。カウンセリングルーム「アイバランス」代表。

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