正直に言います。

わたし、小さい子や 小学生への英語教育。
いらないと思っています。

でも、これを今の世の中で言うのって、かなり勇気がいる・・・。
だって、猫も杓子も、文部科学省も、英語教室関係者も、
そのへんの お母さんたちまで、

 「国際人にするために、英語教育だ!!」

・・・って、言うんだもの・・・。

だけど、英語は、あくまでスキルじゃん!
ずっと、そう思っていた。

で、今の流れに違和感を感じていた。

英語よりも何よりも、まずは国語じゃないかと。

でもこれ言うと、
「お前は、国語の教員だったから、そう言うんだろう。」
と言われそうで、しかも、明確なロジック(論理)で説明できない
もんで、身内の人間(ダンナとか)だけに、その考えを 話していた。

そしたらさ~!
明確に、そのことを著書に書いている人がいたよ~!

        国家の品格

    「国家の品格」  著者:藤原正彦

この本、前から人に薦められていたんだけど、なかなか読むことが
できないでいた。 だけど昨日になってようやく、読むことができた。
もっと、早く読めばよかったよ~。

本当に、小気味いいくらいの主張。
「小学生に英語はいらない。」についても、以下のようなことを書いている。

************以下、引用*****************

 公立小学校で英語などを教え始めたら、日本から国際人がいなくなります
英語というのは話すための手段に過ぎません。国際的に通用する人間になるには、
まずは、国語を徹底的に固めなければダメです。表現する手段よりも
表現する内容を整える方がずっと重要なのです。
英語はたどたどしくても、
なまっていてもよい。内容がすべてなのです。 そして内容を豊富にするには、
きちんと国語を勉強すること、とりわけ本を読むことが不可欠なのです。
 
              (中略)

 ところが最近の若い人たちは、内容は何もないのに英語はペラペラしゃべるから、
日本人の中身が空っぽであることがすっかりバレてしまいました。内容がないのに
英語だけは上手いという人間は、日本のイメージを傷つけ、深い内容を持ちながら
英語は話せないという大勢の日本人を、無邪気ながら冒涜しているのです。
「内容ナシ英語ペラペラ」は海外では黙っていて欲しいくらいです。

***********************************

 もう、本当に その通りだと思う!
 
 そうよそうよ。 私の違和感、私が言いたかったことは、まさに
そういうことなのよ!

 この本には他にも、論理的に、説得力のある説明で、
「小学生に英語はいらない」その他いろいろなことが書いてあります。
興味を持った方は、ぜひ読んでみて下さい。 読みやすいし、面白いよ。

そしてこの本。

「論理」だけでは、世界が破綻する。

ということも、言っている本なのです。

私は、自分にロジック(論理)が 足りないことに、すごく劣等感を
持っていたのですが、この本読んで、ちょっと自信がつきました。

 本当に大切なものは、何なのか。

そうだよね。本当に、そこの所に尽きると思う。
ロジックや手段だけじゃ、ダメなんだよ。
・・・深く共感できた本でした。